トイレの逆流!原因はつまりと大雨|もしもの時の対策と対処法
目次
トイレが逆流!?現象と3つの原因
トイレからの逆流を放置しておくと、便器から汚水があふれてくるおそれがあります。応急処置を施そうとしても便器や排水管の中は外から見えないため、原因すらわからず焦ってしまうことでしょう。しかし、逆流を直すためには原因の把握と正しい処置が必要です。
そこで、このコラムではトイレの逆流が発生する原因と対処方法を説明していきます。焦る気持ちを抑えながら、このコラムを参考に原因発見と自分でできる対処をしてみましょう。
ただし、対処方法を間違えてしまうと便器を壊したり床を汚したりと被害が拡大するおそれがあります。自分では対処が難しいと感じたらすぐに水周りのトラブルを解決してくれる業者に依頼することをおすすめします。そのことを念頭にいれて読み進めてください。
トイレの逆流原因1|便器の奥のトラブル
まずは、便器の奥でトラブルが発生したときの現象と原因について解説します。それぞれ以下のようになります。
・現象
水を流したあと、便器内の水位が高くなります。しかし、詰まりの隙間から徐々に水が流れ、水位も引いていくため10分程経過すると正常の水位になります。
・原因
トイレの奥になにかが詰まっているおそれがあります。トイレには流してはいけないティッシュペーパーや介護用品やメガネ、ペットの砂などを誤って流すと便器の奥を詰まらせる原因となります。大量のトイレットペーパーを流しても便器が詰まることがあります。
トイレの逆流原因2|排水管のトラブル
次に、排水管でトラブルが発生したときの現象と原因について解説します。それぞれ以下のようになります。
・現象
便器内の水流が悪く汚水が少しずつ流れると排水管詰まりのサインです。トイレと風呂など家の中の複数箇所で同時に水を流したとき逆流してくると、詰まりが悪化している兆候といえます。詰まりによって排水管や排水口の圧力が高くなると、トイレを流したときにゴボゴボという音が発生します。
・原因
排水管の内部や排水桝といって排水管の点検や掃除に使うふた付きの桝が詰まっているおそれがあります。排水管や排水桝は、誤って流した異物が溜まったり長年の使用によって汚れが蓄積したりすることで詰まることもあります。
トイレの逆流原因3|自然災害によるトラブル
最後に、自然災害によるトラブルが発生したときの現象と原因について解説します。それぞれ以下のようになります。
・現象
水を流してもいないのに排水管や排水桝からゴボゴボという音が聞こえるときは、逆流した水によって排水管内の圧力が高く危険な状態です。下水が急に逆流してくることもあります。
・原因
土砂災害が発生したり大雨が降ったりすると下水管に土砂や大量の雨が流れ込みます。下水管が土砂や大量の水で満杯であるため、家庭から出た汚水が正常に排出されていないおそれがあります。
トラブルが起きる前に逆流対策
台風や豪雨が予報された場合やボコボコと音がする流れづらい場合は、逆流の被害にあう可能性があることを覚えておきましょう。トイレに限らず、お風呂場や洗濯機の排水口からの逆流も考えられます。その際に、逆流被害にあわないためには対策をしておくことが大切です。
対策方法は、ビニール袋に水を入れておいておくという対策をすると逆流を抑える効果があります。逆流が心配のときは、被害にあわないようはやめに対策をしておくことをおすすめします。
原因がわからない!困ったらプロに相談
便器の内部や排水管は構造が複雑で自分で見ることができません。自分で詰まりを解消しようとして便器を壊したり排水管を傷つけたりすると被害を拡大させてしまいます。
しかし、水漏れ修理のプロであれば便器の構造やトイレのトラブル対応に慣れているため、自分では対処のしようがなかった逆流もスムーズに解決してくれるため安全です。
水漏れ修理お助け隊では、24時間365日お電話にてご相談を受け付け中です。「一刻も早く逆流を解決したい!」と思ったらすぐにお電話ください。お悩みに添った最良の業者をご紹介いたします。
トイレの逆流対処法
トイレの逆流トラブルの発生原因がわかったところで、自分でもできる対処法をみていきましょう。普段の掃除などで使うごく身近なものを使って簡単にできるものばかりですから、一度試してみてはいかがでしょうか。
簡単な対処方法と使う道具
流した便や紙類が原因の軽度の詰まりは自分で対処できることがあります。用意する道具や具体的な対処法を説明していきます。
・使う道具
トイレの逆流は頻繁に発生するトラブルではないため、対処に使う道具を常備している方は少ないかもしれません。しかし、トイレの詰まりに対処する専門の器具がなくても、以下のもので代用することができます。
- バケツ(ないときはペットボトルや鍋、やかん)
- 針金ハンガー
- ゴム手袋、軍手
バケツは便器から汚水をくみ取ったり水を流したりするときに使います。バケツがないときはペットボトルや鍋、やかんで代用するとよいでしょう。針金ハンガーは、先端を加工することで便器の奥に詰まった異物を取り出すブラシとして使います。自分の手を汚さないためにゴム手袋や軍手も装着しましょう。
・重曹、お湯、お酢、ラバーカップ
ラバーカップがあれば最初に試してみましょう。ラバーカップとは、棒の先に半球状のゴムが付いた排水管の詰まりを直す器具です。しかし、ラバーカップが近くにない場合もあることでしょう。そのようなときは、お湯や重曹、お酢を使って詰まっているものを溶かして流す対処をします。
・それぞれの使いかたと注意点
ここでは、お湯のみを使った対処法と、お湯・重曹・お酢の3つを使った対処法を説明します。まずお湯のみを使った対処法をみていきましょう。この方法は流した便や紙類の軽度なつまりに役立ちます。
- 便器内の汚水を汲み出します。
- 高い位置から40度程度のぬるま湯を便器にゆっくり注ぎます。
- 便器の半分くらいの量まで2~3回にわけて注ぎます。
- 1時間程度放置します。
- 水がスムーズに流れれば詰まりは解消です。
このときの注意点としては、沸騰しているような熱いお湯は使わないことです。そこまで熱いお湯を注ぐと陶器の便器が割れることがありますから50度以上のお湯は避けてください。
また水ではなくお湯を使う理由は、温度によって配管等を少しでも膨張させるためです。膨張させることにより、詰まっているものを流しきることができるかもしれません。
次にお湯・重曹・お酢の3つを使った対処法を説明します。上記のお湯のみ使った方法でも解決しないときに試してください。
- 便器内の汚水を汲み出します。
- 重曹を計量カップ1/4量(50ミリリットル)便器に注ぎます。
- お酢を軽量カップ1/2量(100ミリリットル)便器に注ぎます。
- 40度程度のぬるま湯を便器に注ぎます。
- 1時間放置します。
- 水を少しずつ便器に流します。水がスムーズに流れれば詰まりは解消です。
便器内の汚水をくみ出すときは、バケツ等を用意して一気に大量の汚水を汲み出せるように工夫しましょう。重曹とお酢は必ず適量を注いでください。過剰に注ぐと炭酸ガスでできた泡が大量に発生するため、汚水と一緒に便器からあふれ出るおそれがあります。詰まりが溶けるまでは、ある程度の時間を要するため目安として放置してから水を流すようにしましょう。
自分で修理を行うリスク
軽微な詰まりは先述した方法で対処できることもありますが、リスクもあります。自分で対処するときは以下の点を十分気をつけておこないましょう。
・排水管のトラブル
先述したとおり、重曹とお酢の量を間違えると泡と汚水があふれ出て床を汚すことがあります。また洗浄剤をむやみに混入すると有毒ガスが発生することもあり危険です。
さらにブラシや針金ハンガーを無理に差し込んで便器や排水管を傷つけてしまうと水漏れの原因にもつながり、新たな修理費用が必要になることもあります。
・自然災害によるトラブル
下水管が土砂や大量の雨水で満杯になると、排水桝やマンホールから下水が噴き出してくることがあり大変危険です。雨が止めば逆流は止まりますから、自然災害によるトラブルはむやみに対処しようとせず雨が降りやむのを待ったほうが無難です。
メーカーに相談してみる
逆流はトイレの詰まりでも発生することがあります。軽微な詰まりは、身の回りにあるものを使って自分で対処できます。しかし、誤って床を汚したり便器や排水管に傷をつけたりすると余計な掃除や新たな修理費用が発生してトラブルを拡大させてしまいます。
プロはトイレの構造を熟知しているため、発生箇所に応じた機材で適切に対処することができます。トイレを汚したり壊したりすることなく、清潔で確実な対処が期待できそうです。
水漏れ修理お助け隊では24時間365日電話受付をおこなっています。お電話いただければ、お近くの業者を迅速に手配いたします。トイレのトラブルでお困りの方は、今すぐご相談ください。
業者の選びかたと修理にかかる費用
業者に依頼するにあって気になることは、費用相場と信頼できる業者かどうかではないでしょうか。これから説明する内容を参考にして、依頼してよかったと思える業者を見つけましょう。
修理にかかる費用の相場
トイレの詰まりを解消する費用相場は、詰まりが発生している箇所によって変わってきます。以下にトラブル箇所ごとの費用相場をまとめました。
- 便器の奥の軽微な詰まり:3,000円~5,000円
- 排水管の詰まり:7,000円~15,000円
- 高圧洗浄機で解消する詰まり:19,000円~25,000円
詰まりが発生している箇所や、詰まっているものによって対象の変動があります。詳しくは業者にお問い合わせください。
業者に依頼する際の注意点
依頼者と業者の間でのトラブルが問題になるケースが増えています。どのようなトラブルが発生しているのか詳しくみていきましょう。
- 不要な工事を勧める
- 十分な説明をしない
主なトラブルとしては上記の2点でしょうか。問題が起こっているわけではない場所の不要な工事や、十分な詳細がなく不当な料金を請求する被害が増えています。契約をする前に、作業内容と見積りをしっかり確認することがトラブル防止のポイントです。
業者に依頼しよう!どんな業者がよい?
全国に数ある業者の中から修理を依頼するにあたって、どのような業者に任せるとよいのでしょうか。業者選びのポイントを4つ説明します。
- すぐに来てくれる
- 見積りやキャンセルに費用がかからない
- 無料で相談ができる
- 見積りの後に追加料金が発生しない
トイレに関する豊富な知識で、トイレの詰まりを今後予防する方法や、ちょっとした疑問点を無料で相談できる業者は信頼できるといってもいいでしょう。また、金銭面で後悔しないために、見積りを取ることと、追加料金が発生しないことを確認することも大切です。さらに見積りのキャンセル料がかからない業者の場合、複数の業者で相見積りをすることもできます。
“水漏れ修理お助け隊”では、24時間365日全国からトイレのお困りごと相談を受け付け中です。見積りとキャンセルも無料対応で、見積り後の追加料金も発生しないため料金面でも好評をいただいています。トイレの詰まりや逆流でお困りのかたは、今すぐご依頼ください。