トイレの水圧が弱い!流れが悪い時の2つのチェックポイントと対処法
目次
トイレの水圧が弱い原因は?
「いつもよりトイレの水圧が弱い……。」と感じたことはありませんか。トイレの水圧が弱いと、なかなか排泄物を流すことができず困ってしまいますよね。トイレの水圧が弱くなってしまうのには、さまざまな原因があるのです。
ここでは、トイレの水圧が弱い原因から水圧を正常に戻す方法、業者をかしこく利用する方法までご紹介します。
タンク内を見て原因を調査しよう!
タンク内の水量を見ることで、トイレの水圧が弱い原因を判断することができます。以下にタンク内の水量によって判断できる、水圧が弱くなる原因をご紹介します。
・普段よりも水量が少ない
普段よりもタンク内の水量が少ないという場合は、タンク内に問題が起きていると考えられるでしょう。タンク内の水量が少ないと、便器に流れる水が足りなくなってしまうと同時に水圧も弱くなってしまうのです。
・普段と同じ水量・普段よりも水量が多い
普段と同じ水量や普段よりも水量が多いという場合、便器内のつまりが原因であると考えられます。便器内でつまりを起こしてしまうと、流した水の勢いがつまった部分でせき止められてしまいます。
【原因1】タンク内の水の量が足りてない
タンク内の水量が足りていない場合、タンク内のどこに問題が起きているのかを確認しましょう。タンク内で起きやすい問題は、以下の3つです。・タンクの水位設定がおかしい
便器に適切な量の水を流すためには、タンク内の水量が適切である必要があります。タンクの水位設定がおかしい状態になっていると、適切な量の水を流すことができなくなってしまうのです。タンク内にある水位調節リングを回して、適切な位置に戻しておきましょう。
・浮き球の劣化
浮き球とは、タンク内の水量に合わせて浮き沈みをおこなうことで水量を調節している、球状の部品です。この浮き球が劣化してヒビ割れなどの問題が起きていると、正常に浮き沈みができなくなり、タンク内の水量に異常が出てしまいます。
・フロートバルブの劣化
フロートバルブは水を流すレバーの動きにあわせて、タンク内の排水口を開け閉めすることで排水をおこなうゴム部品のことです。フロートバルブが劣化してゴムが溶けだすことで、タンク内の排水口をうまく塞ぐことができなくなり、タンク内の水がなくなってしまうことがあります。
【原因2】便器内でつまりが起きている
便器内でつまりが起きている場合、なにが原因でつまっているのか確認しましょう。つまってしまうおもな原因は、以下の3つです。
・トイレットペーパー
便器内がつまってしまう原因として、もっとも多いのがトイレットペーパーです。一度に大量のトイレットペーパーを流してしまうと、トイレットペーパーが溶けきらずに便器内でつまってしまいます。
・食べ残し
便器内にカップ麺やガムなどの食べ残しを流してしまうことで、便器内がつまりやすくなってしまいます。とくに、油類は排水管内で固まりやすく、つまりの原因となりやすいため、ご注意ください。
・異物・固形物
スマートフォンや財布などの固形物を落としてしまいそのまま気づかずに流してしまうと、便器内でつまってしまうのです。スマートフォンや財布だけではなく、比較的小さな固形物であるつまようじやボールペンなどを落とした場合でも、つまりの原因となってしまいます。
タンクレストイレの場合は?
タンクがついていないタンクレストイレの場合は、地域によって水圧が弱くなってしまうことがあります。タンクレストイレは水道管と直結されており、水道の水圧によって排泄物を流すという仕組みです。
水道管の水圧は地域によって異なっているため、住んでいる地域によっては水圧が足りないことがあります。水圧が弱くなってしまいがちな建物の特徴としては、築年数が古い、高台にある建物などが挙げられます。
また、水道管の水圧が足りていたとしても、タンクレストイレ自体の故障で、トイレの水圧が弱くなってしまうことも考えられます。タンクレストイレは、通常のトイレと違って自分で修理するのが困難であるため、水トラブルの業者に依頼するのがよいでしょう。
トイレの流れを悪くさせる行動に注意!
トイレの水圧が弱い原因に、普段おこなっている行動が関係していることがあります。なかでもトイレの節水方法として知られている、タンク内にペットボトルを入れる節水方法にはご注意ください。
タンク内にペットボトルを入れることでタンク内にたまる水量が減り、節水することができます。しかし、この節水方法はタンク内の部品を傷つけてしまったり、流れる水量が減って便器内がつまってしまったりする原因にもなるのです。
また、水を流すときの大・小の使い分けも、トイレの流れを悪くさせる行動と関係しています。できるだけ節水をしようと小ばかりで排泄物を流していると、本来排泄物を流し切るための水量に満たず、排水管がつまってしまうおそれがあるのです。
そのため、基本的に便が含まれているのであれば大を使用し、小便だけであれば小と使い分けるようにしましょう。
原因がわからないときにはプロに相談しよう!
トイレの水圧が弱い原因がわからない場合、水トラブルの業者に相談してみましょう。水トラブルの業者であれば原因がなんなのか、トイレ自体やタンクはもちろん、排水管などもしっかりと調べてもらうことができます。
水漏れ修理お助け隊にご連絡いただければ、「トイレの水圧が弱いけど、なにが原因かわからない。」という方のもとへ、水トラブルの業者を手配いたします。お電話は24時間365日受け付けておりますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。
トイレの水圧を正常に戻す方法
トイレの水圧が弱い場合、自分で水圧を正常に戻す方法があります。正常に戻す方法はトイレの水圧が弱くなっている原因によって異なっているので、以下でそれぞれの方法についてご紹介します。
【1】タンク内の部品交換をする
タンク内の部品に問題がある場合は、以下の方法でトイレの水圧を正常に戻すことが可能です。
・浮き球の交換
浮き球も劣化が原因の場合は、浮き球を交換しましょう。浮き球はタンク内でボールタップに固定されているため、ボールタップを取り外して交換する必要があります。作業の手順は以下のとおりです。
1.止水栓を閉める
まずは、トイレの給水管にある止水栓を閉めて、作業中に水が流れてこないようにしてください。
2.タンク内の水を抜く
作業がしやすくなるようにタンク内の水を抜きます。排水レバーを回して水を流しましょう。
3.ボールタップを取り外す
タンク内の水を抜き終わったら、モンキーレンチを使ってナットを緩め、固定されているボールタップを取り外します。
4.浮き球を交換する
ボールタップを取り外せたら、ボールタップから浮き球を取り外して新しいものと交換してください。こちらもモンキーレンチを使ってナットを緩めれば取り外すことができます。浮き球の交換が無事に終わったら、ボールタップを設置し直し、止水栓を開けて終了です。
・フロートバルブの交換
フロートバルブが原因で交換する場合の作業手順は、浮き球の「2.タンク内の水を抜く」までは同じ内容なので、タンク内の水を抜いた後からご紹介します。
3.フロートバルブを取り外す
フロートバルブは、タンク内にあるレバーの軸にナットで固定されています。このナットをモンキーレンチで緩めて、フロートバルブを取り外してください。フロートバルブについているゴム玉の部分は、手で取り外すことができます。
4.フロートバルブを交換する
フロートバルブを取り外せたら、もともとのフロートバルブの鎖の長さと同じになるように、新しいフロートバルブを取り付けてください。この鎖の長さが同じでないと、フロートバルブが正しく機能しなくなってしまうので、ご注意ください。交換が無事に終わったら、取り外した手順と逆に取り付けていき、止水栓を開けて終了です。
【2】便器のつまりを解消する
便器のつまりが原因である場合、以下の方法でつまりを解消することができます。
・お湯を流す
便器につまっているものが異物ではなく、トイレットペーパーや排泄物である場合、お湯を使うことでつまりが解消することがあります。40℃程度のお湯を便器内に流すことで、トイレットペーパーや排泄物をほぐして、つまりを解消できることがあるのです。
このとき、流すお湯の温度は必ず40℃前後の少し熱いと感じる程度にしてください。100℃近い熱湯を流してしまうと、陶器である便器にひび割れが起きてしまうおそれがあるためです。
・ラバーカップを使う
ラバーカップとは、棒の先に半球状のゴムがついた、つまり解消の道具です。便器の排水口にラバーカップを密着させて、棒を押し引きすることで、便器内につまったものを吸い出すことができます。
つまったものを吸い出すことができなかったとしても、つまったものが動くことで、つまりが解消されることもあります。つまりが解消されたと思ったら、一度水を流してつまりが解消しているか確認してみましょう。
自分で直せないときは業者に任せると安心
もし、いろんな方法を試してもつまりが解消せず、トイレの水圧が弱いままだという方は、水トラブルの業者に任せると安心です。水トラブルの業者であれば、つまりの原因を見極め、どんなものがつまっていたとしても、特殊な清掃道具を使ってつまりを解消してもらうことができるでしょう。
多くの業者が加盟している“水漏れ修理お助け隊”であれば、便器内のつまりから下水のつまりまで、幅広く対応することができます。原因がわからないという方であれば、無料現地調査からおこなっていただくことも可能です。電話対応は24時間365日受け付けておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
トイレ修理には業者をかしこく利用しよう!
トイレの修理を自分でおこなってしまうと、便器を傷つけてしまったり、つまりを悪化させてしまったりといったおそれがあります。そのため、トイレの修理は水トラブルの業者に依頼したほうが安心です。ここからは、修理を業者に依頼するメリットや業者選びのコツ、依頼にかかる費用相場などをご紹介します。
修理を業者に依頼するメリット
トイレの修理を業者に依頼するメリットはさまざまです。以下にそのメリットについていくつかご紹介します。
・手間がかからない
自分でトイレの修理をおこなうにあたっては、道具や情報の収集、作業をおこなう時間など、さまざまな手間がかかってしまいます。しかし、業者に依頼すれば道具や情報の収集をする必要もなく、作業も知識と経験がある方におこなってもらうことができるのです。
・確実に修理してもらえる
原因がわからないまま自分でトイレやタンクをいじってしまうと、症状が悪化してしまうことがあります。こうなってしまうと、せっかくお金を払って準備した道具も無駄になってしまいます。しかし、業者であれば原因を見つけ出しそれにあった方法で修理をおこなうため、確実にトイレを修理してもらうことができるでしょう。
・トイレの種類を選ばない
通常のタンクつきトイレであれば、自分でも修理をおこなうことができますが、タンクレストイレの場合、自分で修理することは簡単ではありません。しかし、業者であれば、トイレの種類に関わらず、修理をおこなうことができます。
業者選びのコツ!
では、トイレの修理を業者に依頼する場合、どのように業者を選べばよいのでしょうか。以下に、業者を選びのコツをいくつかご紹介します。・クチコミを見る
気になる業者を見つけたら、その業者のクチコミを見てみましょう。クチコミを見ることで、実際にその業者で依頼を受けた人の感想を、第三者視点から参考にすることができます。
・丁寧に対応してくれるか
電話などで相手がこちらの問い合わせに対して、丁寧に対応してくれるかどうかを確認してください。サービス内容や費用などの質問に関して、こちらに寄り添って丁寧に対応してくれる業者であれば、実際の作業も丁寧である可能性が高いといえます。
・日程を合わせてもらえるか
業者の対応も素晴らしくサービス内容、費用ともに問題がなかったとしても、こちらの日程に合わせてもらうことができなければ、トイレの修理を依頼することはできません。そのため、できるだけこちらの日程に合わせてもらえる業者を選ぶようにしましょう。
業者に依頼するときの費用相場は?
実際にトイレの修理を業者に依頼するとき、費用相場はどのくらいになっているのでしょうか。トイレの修理にかかる費用相場は、原因によって異なっています。トイレのつまりで5,000円から10,000円程度、タンク内の部品交換で8,000円から16,000程度の業者が多いでしょう。
また、別途出張費や深夜料金が発生することもあり、4,000円から10,000程度かかることがあります。
まずは電話で相談してみよう
納得のいく業者を見つけることができたら、まずは電話で相談してみましょう。電話で相談することで、疑問がある場合、直接相手に聞くことができます。業者探しにお困りであれば、“水漏れ修理お助け隊”にご連絡いただければ、お客様のご要望をお聞きしたうえで、お客様に最適な水トラブルの業者手配いたします。
また、現地調査による見積りも無料で承っておりますので、「見積りをとってから考えたい」という方でも、安心して見積りが可能です。電話相談も24時間365日受け付けておりますので、トイレのつまりやトイレの水圧が弱いことでお悩みの方は、ぜひ“水漏れ修理お助け隊”までご連絡ください。