トイレ排水管の掃除方法|尿石汚れや臭いが落ちないときの対処法も
「トイレ掃除をしているのに、なかなか臭いが落ちない」という人は、排水管の汚れを疑ってみてください。
トイレの流し口の先にある排水管は、通常の掃除方法では汚れが落ちずに雑菌の温床となりやすいからです。その汚れが長年溜まっていくと、強烈な悪臭となってしまうでしょう。
この記事では、臭いを改善するためのトイレの排水管掃除方法について詳しく解説していきます。
目次
臭いトイレの排水管を掃除する手段
トイレの排水管を掃除する手段は大きく分けて2つあります。それぞれ詳しくご紹介するので、ご自身に合った方法でトイレの排水管を掃除してキレイにしてみてください。
1.重曹とクエン酸で洗浄する方法
トイレの排水管掃除は、重曹とクエン酸を組み合わせて使用することで可能です。これらが汚れの元となる「ヘドロ」を分解してくれます。ブラシを使う必要もないので、排水管を傷つけずに洗浄できるのが良いところですね。この掃除方法は以下の手順でおこなう必要があり、入れる順番を間違えるとうまく効果が発揮しないのでご注意ください。
【重曹+クエン酸での掃除手順】
- 排水溝のフタなどをすべて外す
- 重曹約200gをパイプの入り口を中心向けて入れる
- 重曹が浸透するまで10~15分待っておく
- クエン酸をお湯で溶かし、排水管に少しずつ入れていく
- 泡が立ったら汚れが落ちるのを待ち、水ですべて流して完了
また、重曹はベーキングパウダー、クエン酸はお酢を使うことでも代用が可能です。これらの道具が家にあれば、新しい薬剤を買わなくて済むのがうれしいところですね。
2.専用のパイプクリーナーで洗浄する方法
市販されている洗剤のなかには、トイレの排水管掃除用の専用クリーナーもあります。ただ入れるだけで簡単に掃除できる固形タイプから、効果が強力な液体タイプまでさまざまあるので、ご自身に合ったものを選ぶとよいでしょう。
手軽さでいえば固形タイプですが、悪臭が強くて頑固な汚れを落としたいなら液体タイプをおすすめします。とくに水酸化ナトリウムという物質が多いものは強力で、汚れを分解しやすくなるのです。
また、ここまでご紹介したトイレの排水管掃除をおこなっても落ちない場合は、お掃除のプロに依頼して念入りにトイレの排水管を掃除してもらうのがよいでしょう。ちなみに、弊社のサービスを利用することで、トイレなどの水道に詳しい業者にトイレの排水管掃除を依頼することが可能です。24時間365日いつでも受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
トイレの排水管掃除後も臭いが取れない原因
トイレの排水管掃除をおこなえば、ある程度の臭い問題は解決するでしょう。しかし、場合によっては掃除をしてもにおいが改善しない場合もあります。そこで、ここではそのケースと対応方法について紹介していきますので、参考にしてみてください。
長年溜まった汚れが定着している
長年、トイレの排水溝を掃除していないと「尿石」という黄ばみが定着してしまい、それが臭いの元として残ってしまうこともあります。定着した尿石は落ちにくく、効果の弱い薬剤では除去が難しいかもしれません。
掃除をしても尿石が取れないであれば、尿石に対応した薬剤を使用して掃除してみるとよいでしょう。ただし、尿石用の除去剤は効果が高いぶん取り扱いに細心の注意が必要です。使用する際は、ゴム手袋や保護メガネなどを準備してからおこなうようにしてください。
トイレの「つまり」が起きている可能性も
メーカーなどによって異なりますが、洋式トイレの排水管は下にまっすぐ延びているわけではなく、「つ」の字のような複雑な構造になっています。これを「排水路」といい、そこにトイレットペーパー以外のゴミなどを流してしまうと、トイレが詰まってしまうことがあるのです。
この場合は、詰まりの原因となるゴミを除去することで改善する可能性があります。そのとき使えるのが「ラバーカップ」という、ゴムのカップを動かして水の流れを起こさせる道具です。ラバーカップには用途に合わせて形の違う種類があるので、用意する際は注意しましょう。たとえば洋式トイレの場合、先端に出っ張りのあるタイプを選ぶ必要があります。
また、ラバーカップを使用するときはゴム部分が完全に水に浸るようにし、排水溝にしっかりとかぶせるように当てましょう。その後ラバーカップを押してへこませ、引っ張るようなイメージで引き抜きます。この動作を繰り返すことで水の流れが起きてゴミが移動し、詰まりが改善する可能性があるのです。
トイレの壁や床に臭いが移ってしまった
じつはトイレの排水管内部ではなく、トイレ回りの汚れが原因で悪臭が出てしまうケースもあります。たとえば、トイレの壁や床、壁紙、洋式トイレの下部など。これらの汚れは尿が外に飛び散ることで定着してしまうこともあるのです。このような汚れの元を放置すると雑菌が多く繁殖してしまうので、壁などの悪臭や黄ばみの原因となります。
また、トイレの部屋は湿度が高まりやすいため、その影響により黒いカビが発生しやすいことにも注意が必要です。トイレ用洗剤やカビ落としを用意して、壁や床などをしっかりと掃除しておくのが対策になるでしょう。
困ったときは業者に依頼するのがおすすめ
ここまでご紹介した方法で、トイレの排水管掃除をして消臭することが可能です。しかし、それでも汚れがとれなかったり、においがきつかったりする場合もあります。そのときは、お掃除のプロにお任せするほうが悪臭を早く解決できるでしょう。ここでは、業者依頼のメリットや費用についてご紹介していきます。
プロならではの方法で掃除をしてくれる
希望があれば、プロにトイレの排水管掃除をしてもらうときに「高圧洗浄」という方法でおこなってもらうこともできます。高圧洗浄とは、水を勢いよく吹き出して汚れを吹き飛ばす掃除方法のことです。噴射による水圧は頑固な汚れも落とせるほど強力なため、トイレの悪臭の根本的な改善が期待できるでしょう。
業者選びと費用相場に気をつけよう
長年溜まったトイレの排水管汚れを掃除して確実にキレイにしてもらうためには、実績や経験が豊富な業者を選んでおくことが大切。それを確かめるには、業者についての情報収集をしっかりとおこないましょう。業者の公式サイトなどがあれば、施工実績や創業年数などある程度の判断材料を確認することができます。
また、業者依頼をして見積りを取ってもらう際、相場とかけ離れた価格になっていないか確認することも重要なポイントです。参考程度に、高圧洗浄を業者に依頼するときの相場は約2~3万前後。この相場から極端に高かったり低かったりする場合は、とくに慎重に検討するようにしましょう。
もしどの業者に依頼すればいいか困ったときはぜひ弊社のサービスをご利用ください。弊社は、トイレ洗浄に関する専門的な知識と経験を持ったトイレの排水管掃除業者を紹介することが可能です。
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