トイレの水漏れ修理にかかる費用相場|賢い人は知っているお得なコツ
トイレの水漏れ修理を業者に依頼するときに気になってしまうのが費用です。「もし修理費用が高額なら面倒でも自分で修理してみようかな」そんな風に悩むこともあるのではないでしょうか。
このページでは、トイレの水漏れを「自分で修理する」ときと、「業者に依頼する」ときに分けて、かかる費用を比較しています。費用の詳細を知って、業者に依頼するかどうか迷ったときの目安にしてみてください。
目次
自分でトイレの水漏れを修理するとかかる費用
最初に、自分でトイレの水漏れ修理をするときに必要な道具と、かかる費用をチェックしましょう。
ラバーカップ(約108円~1,500円程度)
トイレの詰まりを直すためのいわゆる「スッポン」です。もともとご家庭にある場合も多く、購入する場合でも100円ショップやホームセンターで比較的安価で購入できます。
手袋(約108円~1,000円程度)
修理中に手を汚さないために装着します。100円ショップやホームセンターなどで比較的安価で購入できます。
雑巾(約108円~500円程度)
トイレから漏れた水を拭ったり、汚れを除去したりするために使います。100円ショップやホームセンターなどで比較的安価で購入できます。
新聞(0円~150円程度)
修理中、トイレの周囲を汚さないために床に敷きます。ご家庭で新聞をとっている方なら、読み終わった新聞を再利用するだけなので費用はかかりません。
レンチ・ドライバー(各約108円~2,000円程度)
トイレの配管を固定しているナットや、止水栓を回すため使用します。もともとご家庭にある場合も多く、購入する場合は100円ショップやホームセンターなどで購入できます。
交換するパーツ(約500円~)
交換が必要な部品により、かかる費用は異なります。ゴムパッキンやナットならば比較的安価に購入できますが、タンク内部の部品などが破損している場合は数千円以上の費用がかかることがあります。
自分で修理する場合には、必要な道具がもともとご家庭にある場合も多いです。部品交換が必要かどうか、購入が必要な部品は何かが費用を考えるときの目安になりそうです。
業者に依頼するトイレ水漏れにかかる費用の内訳
次に、業者に依頼したときにかかる費用の内訳について見ていきます。
<1>基本料金
作業内容や被害の大小に関わらず、業者に依頼することで必ずかかる費用です。数千円からの基本料金を設定している業者が多いです。
<2>作業費・部品交換費
修理にかかる作業費、または部品交換費です。簡単なつまりやパッキン交換などであれば数千円程度で済むことが多いですが、作業が大掛かりになるにつれて料金が上がります。
<3>出張料・見積り料
業者によってかかる場合とかからない場合があります。また、<1>の基本料金の中に含まれている場合もあるようです。
トイレの水漏れの修理費用は、基本的には<1>+<2>+<3>の合計金額で計算されます。しかし、繰り返しになりますが、料金の計算方法は業者ごとに異なりますので、必ず依頼する業者の料金表を確認しましょう。
トイレ水漏れ修理にかかる費用相場
次に前章<2>の作業費の目安を確認しましょう。ただし、料金は各業者が個別に定めているものですので、必ずしも価格を保証するものではありません。
またここで紹介した費用に、先ほど触れた業者ごとの基本料金や出張費などを足したものが費用の総額となります。
パッキン交換
料金は4,000円~が目安です。パッキン交換はトイレの水漏れ修理の中では比較的簡単な作業のため、作業費は安価でおさえられることが多いです。
タンク内のパーツ交換
料金は8,000円~が目安です。具体的には、フロートバルブや浮き球、またはボールタップと呼ばれる部分が故障した場合の修理・部品交換を行います。
シャワートイレ交換
料金の目安は4,000円~です。シャワートイレ部分のみを交換します。この料金は交換作業のための費用ですので、シャワートイレ自体は別途購入する必要があります。
便器・タンク交換
料金の目安は23,000円~です。便器からタンクまでトイレ一式をすべて交換します。この料金は交換作業のための費用ですので、便器やタンク本体一式は別途購入する必要があります。
止水栓交換
料金の目安は8,000円~です。止水栓が故障して水漏れすると、漏れている水を止めることができなくなることがありますので、早めの対処が必要です。
少しでも修理費用をお安くおさえるポイント
トイレの水漏れ修理は専門技術が必要になる場合もあり、安心できる業者に依頼したとしてもある程度費用がかかってしまいます。そこで、ここからは少しでもトイレの水漏れ修理費用を安くおさえるためのポイントを紹介します。
自分で直せないか確認する
まずは「自分で直せるか、直せないか」をはっきりさせることです。トイレから水漏れすると、床が水浸しになっていたり、水が止まらなかったりしてつい焦ってしまいがちです。
しかし、そんなときには一度落ち着いて、「簡単な作業で直りそうか、どうやっても自分での対処は難しそうか」を確認しましょう。止水栓自体が破損してしまっていない限り、ドライバーを使って止水栓を閉めれば水漏れは止まることが多いです。
いくつかの業者から相見積りをとる
トイレの水漏れ修理にかかる費用は依頼する業者ごとに数千円、もしくは数万円単位で変わることがあります。そのため、費用をおさえたいならば相見積りをとることが重要です。
注意点としては、見積りや現地調査を無料で行ってくれるかどうかを確認してから依頼しましょう。
水漏れ修理は火災保険が使える?
もしトイレの水漏れによって家や家財に被害が出た場合、火災保険が使えることがあります。ただし、以下の条件を満たしている場合です。
- 建物と家財の「水濡れ」が補償内容に付帯している
- トイレの水漏れによって「建物や家財」に被害があった
- 不慮の事故で水漏れが起きた
火災保険の補償内容は加入している保険の種類や会社によって異なります。保険が使える条件を頭に入れつつ、契約内容をよく確認してみましょう。
トイレ水漏れ修理、優良業者の見分け方
最後に、もし業者に依頼しようと考えたときに、安全な業者かどうか見分けるポイントを紹介します。
料金表が明確である
提示された料金表に、必要な料金や内訳がしっかりと明記されていることを確認しましょう。よくわからない項目があったり、見落としてしまいそうな場所に小さな文字で注意書きがないかにも注意が必要です。
受付の対応がよい
電話で相談や見積りを依頼する際に、対応が適切かどうかもポイントです。料金や申し込みの流れについて丁寧に教えてくれるか、質問にきちんと答えてくれるかをチェックしましょう。
ホームページがちゃんとしている
ホームページがきちんとしているかどうかも、判断材料になります。情報がきちんと更新されている、わかりやすく工夫された説明が載っているということは、その会社がお客様からの信頼を大切にしようと努力している証拠です。
アフターフォローがある
作業終了後のアフターフォロー体制がきちんと整っていることもチェックしましょう。修理作業が終わった後でも、被害が再発したり、満足できない点が残ることがあります。
その際に、追加料金なしで、または良心的な価格でアフターフォローを行ってくれる会社なら、いざというときにも安心ですよね。
まとめ
トイレの水漏れ修理、あなたは自分で修理する派?それとも業者に依頼する派でしょうか?
簡単に原因が見つかる、解決できる問題ならば、ぜひ自分で修理して費用を浮かせるのがいいでしょう。しかし、自分では原因がわからない、とても対処できそうにない場合には、業者に依頼することを考えましょう。
業者に依頼するときの料金の目安や、業者選びのポイントもお伝えしましたので、ぜひ迷ったときの参考にしてみてください。