ユニットバスの水漏れはどこから?原因究明から対処法まで完全解決
ユニットバスはお風呂やトイレ、洗面所などが集まっていて水漏れが起こりやすい場所です。
「ユニットバスで発生した水漏れを自分でなんとか対処したいけど、水漏れと思われる原因が多すぎて、どこから水が漏れているのかわからない」なんて人も多いのではないでしょうか。
ユニットバスの水漏れは、放っておくと交換が必要となり費用も高額になってしまうため、早めの対処がとても大切です。この記事では、ユニットバスから水漏れが起こる原因、対処法などについてご紹介します!
目次
ユニットバスで水漏れが起きる8つの原因箇所
ユニットバスから水漏れが起こるのは、いくつかの原因があります。この章ではさまざまな原因についてご紹介してきます。
蛇口
蛇口から水漏れが見られるときは、蛇口自体が劣化してしまっているかもしれません。蛇口の劣化は外から見ただけでは判断しづらいです。この場合、内部の配管が劣化している可能性があります。
また、配管の劣化は放っておくと水が噴き出してしまうことがあるため危険です。蛇口の水漏れを修理し終えるまで慎重に取り扱いましょう。
壁と蛇口の間
蛇口と壁の間から水が漏れていることがあります。この場合も、配管が劣化している可能性があったり、壁が劣化していたりすることが原因です。
シャワーヘッド
シャワーヘッドから水が漏れている場合は、シャワーホースやパッキンが劣化しているかもしれません。この場合は部品を交換する必要があるでしょう。
浴槽のヒビ
「浴槽は頑丈だから大丈夫」だと思っていても、よく見ると傷ついているということはよくあります。浴槽に衝撃を与えた勢いでヒビが入り、そこから水漏れが起きやすいのです。
浴槽の中の水が少しずつ減っているという方も、水漏れしている可能性があるため要注意です。
床
床下にあるタイルが劣化しているかもしれません。タイルは長く使うことができますが、ヒビが入ってしまったり割れてしまったりすることがあります。
ヒビの大きさは関係なく水漏れは起こるので、どこか割れているところはないか確認してみましょう。
トイレ
トイレから水漏れが起こる原因は、便器のヒビ割れや劣化、トイレタンク内の部品の不良などが考えられます。トイレは日常的に使うものなので、劣化しやすいです。いま一度確認してみましょう。
洗面台
洗面台と排水管の接合部が緩く、洗面台の下から水が漏れていることがあります。水漏れしている場所が小さいと発見が遅くなってしまうため、ユニットバス内で水漏れを見つけたら洗面台も確認しておくといいでしょう。
排水管
上記の原因を確認しても、漏れている様子はないときは、もしかしたら原因は排水管かもしれません。
排水管はパッと目では確認することができないため、他の原因に比べて気付くのが遅くなってしまいます。
排水管内での水漏れに気付くことができないと、水道代も高くなってしまうため、原因不明の水漏れなど不具合を見つけたら業者に連絡してみることをおすすめします。
いますぐ水漏れを止めたい緊急対策
ユニットバスから水漏れを確認したら、水漏れ被害を拡大しないために、応急処置をしておく必要があります。業者を依頼するにしても、業者が来るまでの間もできるだけ水漏れを防ぎたいところです。
蛇口から水が漏れている場合は、止水栓を止めましょう。特に水漏れの量が多い場合は真っ先に止めておく必要があります。止水栓を止めておくことによって「水が漏れているのでは……」という不安はなくなるでしょう。
また、補修用テープも効果的です。シャワーホースから水漏れがしている場合は、補修用テープを貼ることで水漏れを対処することができます。浴槽などはシーリング材を使って水漏れを防ぐことが可能です。
しかし、いずれもあくまで応急処置ですので、長期的には使用できません。
ユニットバスの水漏れを解決する方法
蛇口
蛇口から水が漏れている場合は、部品の交換、修理をする必要があります。蛇口を交換する際は、互換性があるものとないものがあるのでよく確認してから選びましょう。
詳しくは蛇口交換で気になることは?DIYからオシャレな種類まで完全ガイドを参考にしてください。
壁と蛇口の間
壁と蛇口の間の水漏れは、蛇口やパッキンの交換をする必要があります。また、配管が原因かもしれないので、業者と相談してみるといいでしょう。
シャワーヘッド
シャワーヘッドからの水漏れは、バルブやシャワーホース、パッキンを交換する必要があります。
詳しくはシャワーの水漏れは劣化が原因!自分でできるパーツ交換マニュアルを参考にしてください。
浴槽のヒビ
浴槽のヒビは、浴槽を修繕するか交換をしましょう。
床
床の修繕が必要になります。特に床下の水漏れはシロアリ被害を招いてしまう原因にもなるため、できるだけ早めに解決しておきましょう。
トイレ
トイレからの水漏れは部品の修理、交換をしましょう。トイレは使うたびに水が漏れてしまうので、水道代が高騰しやすいです。できるだけ早く直しましょう。
詳しくはトイレの水漏れ解決法をわかりやすくご紹介!初心者OKカンタン修理を参考にしてください。
洗面台
洗面台はナットを締める、ゴムパッキン、シャワーヘッドなどの交換してみてどこが原因なのかを探します。しっかり突き止めるのが難しいときは、業者に相談してみましょう。
詳しくは洗面台の水漏れ原因はコレ!応急処置と正しい対処法、業者料金も紹介を参考にしてください。
排水管
排水管の破損が原因である場合、排水管ごと交換することがあります。この作業は、排水管の交換を経験したことがない人には難しいので、こちらも業者に相談しながらおこなうといいでしょう。
ユニットバスの水漏れ修理にかかる費用
では、ユニットバスの水漏れを修理に出すといくらくらいかかるのでしょうか。この章では水漏れ修理の費用相場などをご紹介します。
原因箇所を修理する場合の費用相場
シャワーヘッド、バルブの修理費用は、本体価格や諸費用を含めて約15,000~20,000円が費用相場になります。
蛇口本体の修理費用は約8,000~12,000円で、蛇口の本体価格は約12,000~35,000円が相場です。
また、比較的簡単におこなうことができるパッキンの交換は、修理費用は約3,000~5,000円で、本体価格は約1,000円となります。
詳しくは、【費用】お風呂の水漏れ・つまり・シャワー修理はいくら?要点まとめを参考にしてください。
水漏れがひどく全体的な修理をする場合の費用相場
ユニットバスの水漏れが全体的にひどいときは、リフォームをする必要があります。リフォームとなると、費用相場も約100~120万円と高額になってしまいます。
賃貸住宅の場合は大家負担になるケースも
賃貸住宅に住んでいる場合は、水漏れの原因によっては管理人や大家さんが費用を負担してくれるかもしれません。ユニットバスからの水漏れを確認したら、まずは管理会社へ連絡しましょう。
また、自分の過失による水漏れの場合は自己負担に加え、近隣住民への被害の費用も上乗せされてしまう可能性もありますので注意しましょう。
水漏れを発見したら早い修理・対応をしよう
水漏れを放置してしまうと水道代などが高騰してしまうだけでなく、被害が拡大してしまうと近隣住民に迷惑をかけてしまうかもしれません。
水漏れをずっと放っておくと、リフォームが必要になり、時間もかかりますし費用も高額になってしまうかもしれません。水漏れが起きたら早めに対応することをおすすめします。
また、自分でできる応急処置には限界があります。ユニットバスの水漏れ修理は業者におまかせするといいでしょう。
まとめ
これまで、ユニットバスの水漏れの原因、対処法などについてご紹介しました。ユニットバスからの水漏れはお風呂だけではなくトイレや洗面台が原因かもしれません。
また、ユニットバスは水漏れの起こりやすい、お風呂やトイレ、洗面台などが集まっているため、どこから水漏れしているのか探すのが難しいときもありますが、水漏れは放っておくと修理に時間も費用もかかってしまいます。
ユニットバスの水漏れを発見したらすぐに、水漏れ修理の業者に依頼するようにしましょう。