風呂場が臭い5つの原因と対処法!手軽にできる排水溝の掃除方法とは
目次
- ▼ 風呂場が臭い!考えられる5つの原因と解消法
- ・【1】排水トラップの不具合
- ・【2】排水溝の汚れやつまり
- ・【3】床や壁の汚れ
- ・【4】換気扇のカビ
- ・【5】風呂釜の汚れ
- ・排水溝の汚れやつまりの除去はプロに依頼すると早い
- ▼ 汚れが溜まりやすい排水溝はこまめに掃除しよう!
- ・【お手軽】重曹とクエン酸で汚れを除去
- ・【本格派】パイプクリーナで汚れとつまりを除去
- ・固形物のつまりは早めに対処するのが安心!
- ・汚れがひどい場合は高圧洗浄が必要になることも
- ・排水溝の掃除を業者に依頼するといくらかかる?
- ▼お風呂の排水溝つまりを予防するには
- ・【予防1】週に一度は排水トラップを掃除する
- ・【予防2】ヘアキャッチャーにネットを被せる
- ・【予防3】アルミホイルでカビを抑える
- ・排水溝がつまったら早めに対処を
風呂場が臭い!考えられる5つの原因と解消法
お風呂場に入ったときに、「臭い!」と感じたことはありませんか?お風呂場から漂う不快なニオイは、原因を突き止め正しく対処することで解決できることもあります。
そこで今回は、【お風呂場が臭い原因】と、【その解消法】についてご紹介していきます。臭いニオイの原因にはいろいろなものが考えられますので、自宅のお風呂場に当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてくださいね!
【1】排水トラップの不具合
お風呂場の排水口には、“排水トラップ”と呼ばれる部品が取り付けられているのですが、この部分に不具合が生じていると、強烈なニオイを生み出すことがあります。
そもそも排水トラップとは、下水からのニオイをせき止めるために、水を溜めておく場所のことです。そして、ニオイをせき止める水のことを“封水”といいます。
排水トラップに不具合が生じていると、この封水に水が溜まらなくなってしまい、下水から悪臭が流れてきてしまうことがあるのです。封水があるかどうかは目視で確認することもできますが、目で見えない場合は排水トラップを手ではずして確認してみましょう。
封水に水が溜まっていなかったり排水トラップが破損していたりした場合は、排水トラップを新しいものに交換することで悪臭を解消することができます。排水トラップを交換する際は、水道メーカーに問い合わせて排水口のサイズにあったものを購入しましょう。
【2】排水溝の汚れやつまり
排水溝の汚れやつまりも、臭いニオイの原因となります。排水溝に溜まった髪の毛や石鹸カス、身体から出た垢などは、放置していると強烈な腐敗臭を生み出すのです。洗面所まで臭いニオイが漂っている場合は、かなり汚れが蓄積していると考えられます。
「お風呂場の排水溝が臭い」と感じたら、キレイに掃除をしましょう。掃除によって汚れやつまりが解消すれば、悪臭はしなくなるはずです。
なお排水溝の詳しいお掃除方法については、この記事の中盤でご紹介します。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
【3】床や壁の汚れ
“お風呂掃除”というと、つい浴槽内の掃除を思い浮かべてしまうものですが、床や壁の存在も忘れてはいけません。お風呂場の床や壁には、身体を洗ったときに飛び散った石鹸カスや皮脂が付着しています。こうした汚れを放置しておくと、次第にそこからカビが生えてきてしまい、浴室内がカビ臭くなってしまいます。
しっかりと床や壁をお掃除することで、カビ臭さを取り除くことができるでしょう。市販の浴室用洗剤やカビ取り剤を塗布し、ブラシやスポンジで擦れば、汚れは落ちます。なお掃除の際、カビ菌が空気中に舞う可能性がありますので、換気とマスクの着用を忘れないでくださいね。
【4】換気扇のカビ
お風呂の換気扇は、高温多湿な環境にさらされやすいため、カビが繁殖しやすくなっています。そして換気扇のカビを放置していると、カビ臭いニオイがお風呂場に広がってしまうことがあるのです。床や壁に付着しているカビも、換気扇から飛んできたカビ菌が原因かもしれません。
換気扇のカビが臭いニオイの原因なのであれば、換気扇を洗浄することで解決することができます。換気扇のパーツを外し、ひとつひとつ丁寧に洗いましょう。こびりついた汚れは、食器用洗剤などにつけ置きしておくと落としやすくなります。
【5】風呂釜の汚れ
浴槽内のぬるくなったお湯を吸い込み、温めてから再度浴槽へ送り出している部分のことを“風呂釜”といいます。「お風呂の“追い炊き機能”を使用する際に稼働する部分」と言い換えればイメージしやすいかもしれません。この風呂釜部分が汚れていることも、悪臭の原因となることがあります。
浴槽内のお湯は、人間の垢や皮脂、髪の毛などを含んでいるため、これを吸い込む風呂釜には汚れが溜まりやすいのです。風呂釜に汚れが蓄積すると、生ゴミのようなニオイがしたり、コバエが発生したりすることもあるでしょう。
こうした問題を解消するためには、定期的な風呂釜の洗浄が必要です。ドラッグストアなどで風呂釜用の洗剤が購入できるので、取扱説明書に従いながら使ってみましょう。きっとニオイが改善されるはずです。
排水溝の汚れやつまりの除去はプロに依頼すると早い
さて、ここまでお風呂場のニオイの原因とその解消法についてご紹介してきました。壁や床などの掃除は自分で簡単にできますので、チャレンジしてみるとよいかもしれません。
しかし一方で、お風呂場の排水溝の掃除やつまりの除去を自力でおこなうのは、なかなか大変な場合もあります。とくに排水溝の奥のほうでつまりが生じている場合などは、特殊な道具を使わないと解消することができないでしょう。
排水溝の掃除やつまりの除去が難しそうだと感じた場合は、プロに依頼することをおすすめします。水回りのプロなら、高圧洗浄機などを使って洗浄をおこなってくれますので、スピーディに終わるほか、自力ではキレイにできないところまでキレイにしてもらえます。
排水溝掃除をプロに依頼したい場合は、ぜひ弊社「水漏れ修理お助け隊」をご利用ください。お客様のご要望にお応えできる業者をお探しし、ご紹介させていただきます。
汚れが溜まりやすい排水溝はこまめに掃除しよう!
「排水溝からの悪臭を未然に防ぎたい」という場合は、こまめに掃除することが大切です。ここでは、お風呂の排水溝のお掃除方法について、詳しくご紹介します。
【お手軽】重曹とクエン酸で汚れを除去
手軽におこなえる排水溝のお掃除方法としては、油汚れに効く“重曹”と、消臭効果が高い“クエン酸”を使うのがおすすめです。
手順はとても簡単で、まずは排水溝のゴミを大まかに取り除いてください。その後、排水溝のフタやヘアキャッチャーなど、ひとつひとつの部品に重曹をふりかけていきます。しばらく放置すると汚れが浮いてくるので、あとはスポンジやブラシなどで擦り、水で流しましょう。
排水溝の内部には重曹と一緒に、クエン酸を水で溶いたものを流し込みます。しばらく待ったらスポンジやブラシで汚れを落とし、シャワーで流せば完了です。
重曹とクエン酸を使ったお掃除をこまめにおこなっていれば、排水溝の汚れによって悪臭が発生することはほぼなくなるでしょう。
【本格派】パイプクリーナで汚れとつまりを除去
汚れがかなり蓄積している場合など、本格的な排水溝掃除をおこないたいのであれば、パイプクリーナを使った方法がおすすめです。なおパイプクリーナは効力が高い分、直接触れると危険な成分も含まれています。作業をおこなう際は必ずゴム手袋を着用し、換気を徹底するようにしましょう。
準備ができたら、パイプクリーナの説明書きをよく読んでから作業を開始します。排水溝のフタを外し、液体を流しこんでください。
パイプクリーナに記載されている放置時間が経過したら、シャワーで洗い流しましょう。目に見える範囲の汚れであれば、これでだいぶキレイになるはずです。
固形物のつまりは早めに対処するのが安心!
小さくなってしまった石鹸や、詰め替え用シャンプー袋の切れ端など、お風呂場の排水溝にはさまざまな固形物が落下することがあります。こういった固形物を、「いつかまとめて掃除すればいいや」と放置しておくと、のちのちに重大なつまりを発生させてしまうことがあるのです。
どんなに小さなものであったとしても、固形物を排水溝に落としてしまった場合は早めに取り除くようにしましょう。自力で取り除けない場合は、業者に除去をお願いすることも検討してみてください。
汚れがひどい場合は高圧洗浄が必要になることも
排水溝にどうしても取れない汚れやつまりがある場合や、掃除しても悪臭が解消されない場合は、高圧洗浄機を使ってお掃除するしかありません。もちろん高圧洗浄機を持っているという方は少ないでしょうから、この場合、業者に作業を依頼することになります。高圧洗浄機を使えば、手作業での掃除では洗えないようなところまでしっかりと掃除できるので、悪臭もしなくなるはずです。
排水溝の掃除を業者に依頼するといくらかかる?
排水溝の掃除を業者に依頼する場合、気になるのがその費用ですよね。基本料・作業料・出張料をすべて含んだ費用の目安は、以下のとおりとなります。
【軽度の汚れの場合】
汚れの状況が深刻でない場合は、専用の薬剤を使ってお掃除します。費用は4,000円前後であることが多いでしょう。
【中度の汚れの場合】
薬剤で落としきれない汚れ・つまりの場合は、高圧ポンプ(排水溝の中身を高水圧で押したり引いたりする機材)を使用してお掃除してもらうことになります。費用は7,000円~8,000円程度が目安です。
【重度の汚れの場合】
深刻な汚れ・つまりが排水溝に発生している場合は、高圧洗浄機(排水溝に高水圧をかけて押し流す機材)を使う必要があるでしょう。費用は15,000円~45,000円程度となります。なおマンションの場合は建物の構造が複雑であるため、戸建ての場合よりも高額となることがあるでしょう。見積りを取る際は、よく確認しておくようにしてください。
「もっと詳しく料金が知りたい」「リーズナブルな業者に依頼したい」という場合は、ぜひ弊社「水漏れ修理お助け隊」までご相談ください。より詳細な費用相場や、安価で作業をおこなってくれる業者をご紹介することが可能です。お見積りは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お風呂の排水溝つまりを予防するには
ここまでご紹介してきたとおり、排水溝のつまりを解消するのはなかなか大変な作業です。できれば排水溝がつまりを起こす前に、なんとかしておきたいものですよね。
そこで、ここからはお風呂の排水溝つまりを未然に予防する方法についてご紹介します。簡単にできるものばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。
【予防1】週に一度は排水トラップを掃除する
つまりの原因として多いのが、“排水トラップの汚れ”です。最低でも週に一度は排水トラップを取り外して掃除をおこないましょう。からまっている髪の毛や、溜まった石鹸カスなどをキレイに取り除いてください。定期的に排水トラップのお掃除を続けていれば、悪臭の発生や排水溝のつまりは未然に防止できるはずです。
【予防2】ヘアキャッチャーにネットを被せる
洗った際に抜け落ちた髪の毛は、つまりの原因となりやすいものです。そのため排水トラップには通常、“ヘアキャッチャー”と呼ばれる網目状の器具が取り付けられており、髪の毛が排水トラップに流れていくのを防ぐようになっています。
しかしこのヘアキャッチャー、網目が粗いため、短い髪の毛などは通り抜けてしまうことがあるのです。そこで、目の細かいネットをヘアキャッチャーに被せてみましょう。より細かい髪の毛をキャッチできるようになり、排水トラップにつまりが生じにくくなるはずです。
【予防3】アルミホイルでカビを抑える
お風呂のカビ対策に、“アルミホイル“が有効であるということはご存知でしょうか。アルミホイルに水をかけると、“アルミニウムイオン”という金属イオンが発生するのですが、このアルミニウムイオンには、細菌の繁殖をさまたげる効果があるのです。
アルミニウムを使ったカビ対策をおこなえば、お風呂がカビ臭くなるのを防止できるほか、ヌメリによる排水溝のつまりも予防できるでしょう。
アルミニウムを使ったカビ対策のやり方は簡単です。まず、アルミホイルを重ねて丸め、球形に整えましょう。あとは、お風呂場の排水溝近くにそのアルミホイルをおいておくだけです。
その後、いつもどおりシャワーを使えば、水とアルミホイルが自然に化学反応を起こし、アルミニウムイオンが発生します。とても簡単な予防方法ですので、ぜひ一度試してみてください。
排水溝がつまったら早めに対処を
排水溝のつまりは、日々のお手入れで未然に防ぐことが可能です。しかしそれでも、「忙しくて掃除ができない」ということもあるでしょう。もし排水溝がつまってしまったら、早めに対処をおこなうことが重要です。
「なんだか排水溝から水が流れにくい」「排水溝の奥に固形物が溜まっているように見える」そういった場合は、ぜひプロに頼りましょう。水漏れ修理のプロなら、専用の道具などを使ってすぐにつまりを解消することができます。
業者選びに困った場合は、弊社「水漏れ修理お助け隊」にご相談ください。日本各地の加盟店の中から、お客様のご要望にお応えできる業者をお探しし、ご紹介いたします。
弊社がご紹介するのは、厳正な加盟店審査を通過した優良な業者ばかりですので、はじめての方も安心してご利用ください。スタッフ一同、お客様からのご連絡を心よりお待ちしております。