お風呂が流れない原因は排水口のつまりかも|原因と対処法を解説

お風呂のお湯が流れない原因は、ずばり排水口のつまりです。排水口は毎日使う場所だからこそ、トラブルが起こりやすい部分でもあります。ここではつまりの原因と、自分でできる対処法について解説していくので、つまりが起こったときなどにご活用ください。
目次
- ▼お風呂が流れないときは排水口の"つまり"を疑ってみよう
- ・なぜお風呂の排水口がつまりやすいの?
- ・排水口につまるもの
- ・排水口の仕組みを理解しよう(排水トラップとその内部の部品について)
- ・まずは排水トラップを分解してお掃除!
- ・それでも流れないときは排水管がつまっているかも…
- ▼排水管つまりは自分で解消できる?原因別の対処法
- ・【髪の毛】パイプクリーナー
- ・【皮脂・洗いカス】重曹とクエン酸
- ・【固形物】ラバーカップ
- ・自分で試して事態を悪化させてしまう前に、プロに頼むのも手段のひとつ
- ▼お風呂のつまりを再発させないためには?
- ・1.ヘアキャッチャーを活用する
- ・2.こまめに掃除をする(パイプクリーナーで掃除、予防することも大切)
- ・お風呂のつまりは放置NG!
お風呂が流れないときは排水口の"つまり"を疑ってみよう
お風呂は排水口を通じて下水道へとつながっています。排水口と、その先の排水管はつまりの多発地帯で、さまざまな原因からつまりが起こってしまいます。お風呂の排水口つまりの原因となるものや排水口の構造と、つまりが起こったときに最初にするべき対処法をお伝えします。
なぜお風呂の排水口がつまりやすいの?

お風呂は、ほとんど毎日1回は使う場所です。排水口はお風呂の水を流す場所で、水で流れた汗や髪の毛などが通っていきます。そのため、知らない間に汚れやゴミが溜まってしまうのです。
排水口につまるもの
排水溝につまるもので最もよくあるのが髪の毛です。髪の毛は1回の入浴ごとの量は多くはありませんが、流れていく途中で溜まりやすく、自然に溶けてなくなることもないもの。時間をかけてゆっくりと溜まっていき、気が付くと排水溝の流れが悪くなっているということはよくあります。
また洗剤やシャンプー洗いかすや、皮脂もお風呂を流れなくする原因のひとつです。また固形物を流してしまい、それが排水管内部で引っかかることでもつまりは起こります。
排水口の仕組みを理解しよう(排水トラップとその内部の部品について)
お風呂が流れない理由を知るには、まず排水口の仕組みを理解しましょう。排水口の仕組みを理解することでどこにつまりが起こっているのかを知る手掛かりになります。
排水口は内部にトラップという構造があります。これは、ネズミやゴキブリなどの害虫・害獣や下水の悪臭が入ってこないようにするための部分です。この部分の構造は、2種類に分かれます。
・椀(ワン)トラップ
椀トラップは、排水管にお椀型のカバーがかぶさり、その周りを封水という水たまりがふさぐことによって害虫などの侵入を防ぐ構造です。お風呂の排水溝ではこれが使われていることが多いです。排水溝を開けて中をのぞくと椀と封水を確認することができます。
このタイプは封水が空気と接する面が大きいため、蒸発してしまうことがあります。蒸発すると下水からにおいがのぼってきたり、虫が入ってきたりしてしまうこともあります。
・ドラムトラップ
排水口の先に「ドラム」という水をためるタンクがあるタイプです。新築や築年数の新しい建物のトラップはこのタイプが多いです。ドラムトラップは、排水口のフタの部分が四角形をしている場合が多いので、ここで見分けましょう。
まずは排水トラップを分解してお掃除!
お風呂の排水口の流れがよくないときは、最初に排水トラップを分解して掃除してみましょう。これで改善されればその先の排水管は大丈夫ということです。
分解の手順は排水口の種類にもよりますが、ヘアキャッチャーという髪の毛を集める部分を外し、その中の部品は反時計回りに回すと外れるようになっていることが多いです。
分解したら、取り外した部品を洗浄します。網状の部品などは、歯ブラシを使って洗うとよいでしょう。髪などが原因のつまりは、トラップの先の、排水管に向かっている部分で起こることもあるので、排水管の入り口もチェックしましょう。
それでも流れないときは排水管がつまっているかも…
手の届く範囲はすべて排水口を掃除したけど、まだつまりが治らない。そんなときは排水管の奥の方がつまっているのかもしれません。自分でやってみてダメなときは業者に依頼してみましょう。
面倒そうな業者選びも、弊社にお任せいただければスピーディーにおこなうことができます。無料の電話相談は24時間365日いつでも受け付けております。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
排水管つまりは自分で解消できる?原因別の対処法
排水口のトラップを掃除しても直らないときは、業者に依頼するのが確実です。しかし、できれば自分で直せたらよいですよね。業者を呼ぶ前に試してみるべきつまり解消方法を原因別に解説します。
【髪の毛】パイプクリーナー

髪の毛は溶かして取り除きます。パイプクリーナーは髪の毛やほかの皮脂などを溶かす薬剤です。パイプクリーナーには液体、粉末の2種類があります。
・液体タイプ
ホームセンターやスーパー、インターネットで購入できるものです。一般家庭ではこれを使うことになるでしょう。流れの悪い排水口に、直接流し込みます。
・粉末タイプ
業務用のつまり解消材です。業務用ですので強い効果があります。しかし、市販されてはいないので、このタイプは業者が使用するものと考えましょう。
【皮脂・洗いカス】重曹とクエン酸
油汚れや石鹸カスなどが原因の場合は、重曹とクエン酸を合わせて使用することで流れが解消することがあります。まず、重曹の粉末を排水口にかけ水で奥へと流します。10分ほどたったら液体のクエン酸を流し込みましょう。
すると、クエン酸と重曹が反応して泡が発生し、重曹がふやかした汚れを浮かび上がらせてくれます。これを水で洗い流してつまりが解消されていれば完了です。
【固形物】ラバーカップ
ラバーカップはトイレのつまりを改善するときに使う、カップ状のゴムが棒の先に付いた道具です。この道具を使えるのは、排水口の穴にカップを密着させることができる場合に限られますが、つまりの原因を圧力で動かし、流れを改善できることがあります。
ラバーカップを使う際のポイントは、排水管から排水口までを水で満たすことです。ラバーカップと排水口に隙間があると、そこから圧力が抜けてしまい、十分な効果が得られません。隙間のない状態を作ってから使用しましょう。
構造上圧力を保つことができない排水口もあり、つまっている固形物が取り出せるわけではないなど、この方法は一時的な効果しかありません。固形物がつまったら、自分で直すことは困難ですので、水回り修理の業者に依頼しましょう。
自分で試して事態を悪化させてしまう前に、プロに頼むのも手段のひとつ
重曹とクエン酸を使った方法は、大理石が使用されているお風呂ではおこなわないようにしてください。重曹により大理石が溶けてしまうことがあるからです。
このような、自分でやった場合に起こるトラブルというのもあります。自分でやった際の思わぬトラブルを避けるためにも、水道関係の修理業者に頼むのはよい選択肢です。お風呂の修理業者をお探しの際は、弊社フリーダイアルまでご相談ください。
お風呂のつまりを再発させないためには?
お風呂つまりは発生させないことが大切です。ちょっとした工夫で、発生する頻度を下げることができます。お風呂が流れなくなる前に、これから紹介する2つの方法で対策しておきましょう。
1.ヘアキャッチャーを活用する

ヘアキャッチャーとは、流れていく髪の毛を網やネットで捕まえるものです。排水口の直径に合った形のものを用意すれば、簡単に取り付けることができます。これを使えば、排水溝の手前で髪を回収することができるので、つまりを減らすことができます。
2.こまめに掃除をする(パイプクリーナーで掃除、予防することも大切)
固形物がつまる場合を除き、つまりは突然起こるのではなく、徐々に汚れがたまっていくことで発生します。こまめに汚れを落としておけばひどいつまりになるのを予防できるのです。
大掃除など、お風呂をしっかり掃除するタイミングがあると思います。その際にパイプクリーナーで排水口の掃除もおこなうようにしましょう。
お風呂のつまりは放置NG!
お風呂が流れなくなってしまっても、それを放っておくことはおすすめできません。固形物や髪のつまりは自然に回復することはなく、つまったものにさらに汚れが溜まっていってしまいます。つまったら早めに手を打ちましょう。
自分で対処できない場合や、対処したけど効果がなかったときなどは、水回りの修理業者に依頼してみてください。弊社はお風呂が流れなくなった場合に対応できる全国の業者と提携しております。
相談や現地調査、見積りは無料ですので、まずは24時間対応の電話窓口から、ご用件をお伝えください。