水道の異音はトラブルのサイン!放置せず原因を知って対策しよう
水道から異音がする場合は、水道で何らかのトラブルが起こっている可能性があります。異音の違いから、トラブルの原因に見当をつけることもできます。音によってはとくに問題がないこともありますが、放置しておくと水漏れなどを引き起こす原因になるものもあるので、なるべく早く解決したほうがよいでしょう。
ここでは、水道から異音がする原因とその対策方法をご紹介します。大きなトラブルを防ぐためにもぜひ参考にしてください。
目次
- ▼水道の異音の原因と対策【水を出しているとき】
- ・水を出しているときの「ヴー」
- ・断水直後に水道を使ったときの「ゴボゴボ」
- ・蛇口まわりの「ガタガタ」
- ・水を出しているときの「キーン」
- ・水を出しているときの「キーン」「ブーン」「ガタガタ」
- ▼ 水道の異音の原因と対策【水を出していない・蛇口を操作したとき】
- ・レバーをひねるときの「きゅっ」
- ・水を使ってないときの「シュー」
- ・壁や天井からの「ポタポタ」
- ・水道を閉めた瞬間の「ドン」
- ・ウォーターハンマー現象とは
- ▼水道に起こるその他のトラブルと解消方法
- ・水道でよくあるトラブル
- ・水道のトラブルを解消するには
- ・水道の修理、業者に任せたいけど……
水道の異音の原因と対策【水を出しているとき】
水道からの異音といっても、さまざまな音の種類があります。どんな音がするかによって原因や対策が変わります。異音の種類によっては水道部品の劣化なども考えられ、放置すると水漏れを起こすおそれがあるため注意が必要です。
まずは水を出しているときの異音について、原因や対策をみていきましょう。
水を出しているときの「ヴー」
水を出しているときに「ヴー」という音がしたときは、水道のじゃばらホースを触ってみてください。じゃばらホースが振動して出る音であれば異常はありません。
しかしそうではない場合、止水栓にある逆水弁という水の逆流を防ぐための部品が故障していることが考えられます。新しい部品に交換する必要があるため、水道修理のできる業者へ調査や修理の依頼をするとよいでしょう。
断水直後に水道を使ったときの「ゴボゴボ」
断水直後は水道管の中に空気が溜まっています。水を出すときに水と一緒に溜まっていた空気が流されることで「ゴボゴボ」という音がします。すぐにおさまるようであれば異常はありません。しかしずっと続くなら水道管の故障が考えられるため、修理が必要です。
蛇口まわりの「ガタガタ」
蛇口まわりで「ガタガタ」と音がする場合は、ナットの緩みが原因で、部品が揺れて音がします。ナットを締め直すことで解消されます。
水を出しているときの「キーン」
水を出したときの水圧が高すぎると「キーン」という音がすることがあります。この場合は止水栓を絞るなどして、水の出る量を抑えることで音は出なくなります。
水を出しているときの「キーン」「ブーン」「ガタガタ」
コマパッキンの経年劣化により「キーン」「ブーン」「ガタガタ」などの異音が発生することがあります。この場合はコマパッキンを新しいものに取り替えが必要となります。
取り替えるためにはコマパッキンだけではなく、必要な工具などの準備や、手順を確認する必要があります。面倒な場合は業者へ依頼するとよいでしょう。また、故障が疑われる段階で相談することで、初期段階での修理が可能になります。結果的に費用を抑えることにつながるので、早めの相談を心掛けましょう。
水道の異音の原因と対策【水を出していない・蛇口を操作したとき】
異音は水を出しているときだけでなく、水を出していないときや蛇口を操作したときにも発生することがあります。異音ごとの原因と対策についてみていきましょう。
レバーをひねるときの「きゅっ」
蛇口のレバーをひねったときに「きゅっ」という音がするときの原因は、カートリッジの劣化が考えられます。カートリッジの交換をすれば異音は納まりますので、交換を業者に相談するとよいでしょう。
水を使ってないときの「シュー」
水を使っていないときにも異音がする場合があります。水道管の亀裂や水抜き栓のパッキンが切れたことが原因であれば、「シュー」という音がします。これは冬の寒さが激しい地域で起こる現象となります。修理が必要となりますので、業者へ依頼をしましょう。
壁や天井からの「ポタポタ」
壁や天井から「ポタポタ」と音がするのは、水漏れやパイプの伸びが原因となり、それぞれ修理が必要です。
パイプの伸びは、お湯を流すときの熱で発生します。天井の木材と伸びたパイプが当たることで、ポタポタと音がするのです。天井の木材とパイプが触れないように、間にクッションを入れるとよいでしょう。
水道を閉めた瞬間の「ドン」
蛇口を閉めると「ドン」という音が響くことがあります。これはウォーターハンマー現象とよばれ、水道の中の水が急に止められることにより発生します。放置しておくと水漏れなどの原因にもなるため、注意が必要です。
ウォーターハンマー現象について、さらに詳しくみていきましょう。
ウォーターハンマー現象とは
水道の中の水が急に止められることで、水道管内の圧力が変化します。せき止められた衝撃から水が水道管の壁にぶつかったり水道管が壁に当たったりすることで音がすることをウォーターハンマー現象といいます。
高層マンションや人口密度の高い住宅地では、水道の使用量や給水圧力が高くなるため発生しやすくなります。自動給水装置がついているときやシングルレバーに起こりやすい現象といわれています。
この現象は、蛇口をゆっくり閉めることで水圧の急な変化を避けることで防ぐことができます。難しい場合は、水撃防止装置の設置をするとよいでしょう。
ウォーターハンマー現象は同じ箇所で起こりやすいため、排水管がダメージを受け破損しやすくなってしまいます。破損すると水漏れにつながることもあります。
異音が気になったときは、業者に調査や修理を依頼するとよいでしょう。業者であれば正しく原因を見極めて対応することが可能です。弊社であれば24時間お電話を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
水道に起こるその他のトラブルと解消方法
水道では異音だけでなく、他にもいくつかのトラブルが起こることがあります。よくあるトラブルや解消方法についてみていきましょう。
水道でよくあるトラブル
・蛇口がガタつく
蛇口に使われているビスやナットが緩むことによって、蛇口がガタつくことがあります。ビスやナットを締め直せば、ガタつきはおさまります。それでもガタつきが直らない場合は、蛇口本体が原因であることも考えられるため、蛇口本体の交換を検討しましょう。
・水が出ない
水が出ない理由は、元栓が閉まっていることや断水、水道代の滞納や水道管の劣化が考えられます。水道管の劣化の場合は、業者へ水道管の修理の依頼をしましょう。
・水が濁っている
水が白く濁っている原因はふたつあります。ひとつは空気が原因です。水の温度差や圧力の影響により空気が気泡となり水の中に入ることで白く濁ります。空気なので、しばらく待つと水は透明に戻ります。
時間が経っても白く濁ったままの場合は、水道管などの劣化が考えられます。自力での修復は不可能なので、業者へ調査を依頼してください。
水が赤く濁る場合は、サビが原因です。しばらく使用していない水道では起こりやすい現象です。水を出し続けると、透明なきれいな水が出るようになるでしょう。
・水漏れ
水を出しているときや止めているときなど、原因により蛇口のあらゆる場所から水漏れを起こすことがあります。これは蛇口の部品の経年劣化や緩みが主な原因として考えられます。
水道のトラブルを解消するには
水道のトラブルを自分で解消することも可能です。その場合はまず、レンチやドライバーなどの工具を用意する必要があります。作業をする前には必ず、止水栓や元栓を閉めて水が出ないようにしましょう。
その後、工具を使用して劣化した部品などを交換していきます。ナットが固い場合や、自分で修理する自信がないときなどは、無理せず業者へ依頼するほうが賢明です。間違えた処理をしてしまうと、悪化してしまうおそれがあるためです。
水道の修理、業者に任せたいけど……
水道の修理を業者に任せたいと思っても、どこの業者を選べばよいか不安ですよね。ここでは、修理を依頼する業者選びのコツをお伝えします。
水道修理を依頼する業者を選ぶときには、その業者の実績を確認することが大切です。どれくらいの作業をしてきたかによって、対応してくれる作業も異なります。また、インターネットなどの口コミを確認するのもよいでしょう。作業をすでに依頼した人からの生の声なので、参考となります。
修理作業にかかる費用以外にも、なにに費用がかかるのかどうか確認する必要があります。そのため、作業を依頼する前に見積りを出してもらいましょう。業者によっては無料で見積りをしてくれるところもあります。
見積り金額にはなにが含まれているか確認し、見積り以外に追加で請求されることがないかなども聞いておきます。その際、不安な点等があれば事前に確認をしましょう。事前に確認をしておくことで、作業後のトラブルを防ぐことができます。
弊社であれば、見積りも無料でしております。気になったときにいつでもご連絡いただけるよう、24時間365日お電話を受け付けております。ぜひお気軽にお電話ください。