水漏れ専用テープで応急処置!テープの選び方と失敗しない巻き方講座
「急に排水管から水漏れが……!」
「シャワーのチューブから水が漏れてる……?」
このようにシャワーのチューブや排水管など、普通に生活していても水漏れは突然起こってしまいます。発生した場所によっては室内が水浸しになってしまうので、そんなときはすぐにテープで応急処置をしなければいけません。
そこで今回は水漏れをふせぐためのテープの種類や使い方をご紹介します。きちんとテープを選べば1人で修復することも可能ですので、参考にしてみてください。
水漏れをふせぐ専用テープとは
「水漏れ専用テープなんてあるのかな?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、水漏れをふせぐ専用のテープはあります。ガムテープで水漏れをふせごうとしても、すぐに効果がなくなってしまいますが、専用のテープを使えば、応急処置として水漏れを防ぐことができます。
水漏れ専用テープの種類
水漏れ専用のテープは巻く場所によって適したテープが変わってきます。今回は、その中でも代表的な4種類のテープを紹介します。
自己融着テープ
大きな水漏れのときに最も使われるのが、この自己融着テープです。基本的には配管の曲がっていないまっすぐな部分に使います。伸ばしながらテープを巻き付けることでテープ同士がしっかりくっつくため、少しの水漏れも許さないようにすることができるでしょう。
防水補修テープ
最近、人気が上がってきているのが防水補修テープです。自己融着テープと比べてテープ自体に防水効果があり、貼る場所や素材を選びません。カーブしている部分や細かい部分に使うこともできますので、すき間からの水漏れなど、小さな水漏れに使うのが効果的でしょう。
水道用ラップテープ
一般家庭の排水管から水漏れで使うことが多いのが水道用ラップテープです。簡単に扱うことができるので、初めての水漏れであっても大きな水漏れでなければこちらで対処できてしまうでしょう。
アルミテープ
アルミテープは水漏れ専用のテープではありませんが、水漏れ対策に使われることもあります。比較的安価に購入することができるのがメリットです。防水効果もあるので使われる方も多いかもしれませんが、モノによって耐熱温度に差があります。熱いお湯を使う場所などでは、効力を発生しなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
水漏れ専用テープの巻き方
水漏れテープを巻く際には、気をつけなければならないポイントがあります。一般的な水漏れ専用テープは、以下の4つのポイントを押さえながら貼り付ければ、きれいに貼ることができるでしょう。
1.水漏れをふせぐ場所とその周りはホコリもないようキレイに
まず、水漏れをふせぐ場所の周りは必ずきれいにしましょう。ホコリやトゲなどがあると、テープが上手く貼りつかなくなったり、テープが切れてしまったりします。
2.テープを貼るときはグッと引っ張りながら
テープ同士の隙間をなくし、テープ同士の吸着させるためにも引っ張りながら貼るようにしましょう。テープの幅が半分ぐらいになるまで引っ張って大丈夫です。(幅が半分になるまで伸びないテープもあります。)
3.テープはあらかじめ必要な長さだけ切っておく
テープを貼るときに力が入りやすいようにあらかじめ切っておくことをおすすめします。
4.巻き終わりは引っ張りすぎないように
最後まで強く巻きすぎてしまうと、衝撃があったときにテープがとれてしまいます。最後は自然な形で巻き終えるようにしましょう。
このようにテープを貼っていけば、応急処置として水漏れをふせぐことができます。必要であれば、上から保護テープを貼るなりして強度を高めておくと、より安全です。
水漏れ補修テープの選び方
水漏れテープは、「どこで水漏れが起こっているか」というのをしっかり理解して選びましょう。野外にある大きな配管から水漏れしているのに小さなテープで補修しても、効力は薄くなってしまいます。
しっかりと水漏れの場所にあったテープを選ぶようにしましょう。
水漏れ補修テープだけでは完全な修理は難しい
完璧に上手く水漏れ補修テープを巻いたとしても、それはあくまで一時的な修繕に過ぎません。根本的に配管からの水漏れを直したわけではないので、老朽化した配管からはいずれまた違うところから水漏れが発生してしまうでしょう。
テープだけでの補修でずっと放置していたら、破裂してしまうようなことにもなってしまいますので、少しでも不安があったら一度プロの業者を呼んでみてもらうようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は水漏れ専用テープの種類から使い方までご紹介しました。自分1人で修繕できるテープはとても便利ですが、それで直ったと安心してはいけません。一度水漏れした配管には問題があるはずですので、手遅れになる前にプロの業者に見てもらうことをおすすめします。