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蛇口の水漏れは自分で対処|各家庭に合わせた解決策を完全網羅!

蛇口の水漏れは自分で対処|各家庭に合わせた解決策を完全網羅!

蛇口の水漏れにお困りでしょうか?ひとくちに蛇口といっても、トイレ、キッチン、洗面所、洗濯機、お風呂と、たくさんありますよね。それぞれの蛇口ごとに水漏れの原因、修理方法も異なってきます。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉があるように、まずは自分が修理したいものをよく知る必要があります。

今回は、家庭にあるさまざまな蛇口の種類と構造をまとめて解説し、それぞれの修理方法も紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

蛇口の水漏れを自分で修理する前に

蛇口にはいくつかの種類があり、種類によって修理の方法が少し異なります。修理に必要な部品も違うので、まずは蛇口の種類と構造について理解し、自分で修理できるかどうかを判断する必要があるでしょう。この章では蛇口の構造・種類のほか、修理に必要な道具や、自分で修理できるかどうかの見極め方などについて解説します。

蛇口の構造を知っておこう

蛇口は正式には水栓と呼ばれており、さまざまなタイプのものがありますが、どれも基本的な仕組みは同じです。道路の下などにある水道管から家庭内に水が引き込まれ、常温の水を供給する給水管と、給湯器を通じてお湯を供給する給湯管にわかれます。

給水管と給湯管は、壁や床を通って各部屋につなげられます。この壁や床にある給水管と給湯管の水の量(水圧)を調節して吐水する(水を流す)のが、蛇口(水栓)の役割です。温度は水とお湯を混ぜることで調節します。

蛇口の種類

蛇口には、水かお湯どちらかをだけを出す「単水栓」と、水とお湯を混合して温度調節のできる「混合栓」の2種類があり、混合栓はその操作方法によってさらにいくつかのタイプにわかれます。

・単水栓

給水管か給湯管のどちらかに接続されており、水かお湯のどちらかが出るタイプです。ハンドル、スピンドル、コマという3つの部品で構成されています。

単水栓の内部には2つに区切られた空間があり、空間と空間の間には、弁座と呼ばれる穴があります。この弁座をコマで塞ぐことで止水する(水を止める)のが一般的な単水栓の仕組みです。また、ハンドルを回すと内部にあるスピンドルが上下し、それによって弁座とコマの間に隙間ができることで、吐水させる仕組みになっています。

このように、隙間を調整することで水量をコントロールするというのが蛇口の基本的な仕組みであり、このあと紹介する蛇口も基本原理は同じです。

・混合栓

給水管と給湯管両方に接続されており、水とお湯の量を調節することで温度調整できる蛇口の総称です。調整方法や機能によってさまざまなタイプにわけられます。

・ツーハンドル混合栓

2つのハンドルがあり、それぞれ水とお湯の水量を個別に調整するタイプです。水とお湯の単水栓を組み合わせたようなイメージで、内部構造も単水栓と同じになっています。

ハンドルを回したときに、ネジのようにハンドルが上下に動くものと動かないものがあり、動かないほうは「ノンライジングタイプ」と呼ばれています。

・シングルレバー混合栓

ひとつのレバーで水量と水温を調整できるタイプの蛇口です。ツーハンドル混合栓のスピンドルとコマの代わりに、カートリッジと呼ばれる部品で水量を調整しています。

レバーを左右に動かすことで水とお湯の割合を、上下に動かすことで水量を調整します。水とお湯の切り替えが素早く簡単にできるため、切り替え頻度の多くなるキッチンでよく使われることが多いようです。

・サーモスタット混合栓

サーモスタット混合栓は、水量と水温を個別に調節できるタイプの蛇口です。シングルレバー混合栓で操作するのは水量と「水とお湯の割合」でしたが、サーモスタット混合栓では、内部にあるサーモカートリッジと呼ばれる部品が、設定した水温になるように割合を自動的に調節してくれます。常に一定の水温をキープすることができるので、お風呂でよく使われています。

・分岐水栓

蛇口とは少し違いますが、蛇口の水を分岐させるための、分岐水栓というものもあります。食器洗浄機を使う場合などに、水を取り入れるためにキッチンの蛇口の根元に取り付けることが多いです。

以上が主な蛇口の種類です。修理したい蛇口はどのタイプでしょうか?シングルレバー、ツーハンドルとサーモスタットの違いがわかりにくいかもしれませんが、外観で見わけるときはハンドルに温度の表記があればサーモスタット混合栓だと思って構わないでしょう。

準備する道具

蛇口の修理に必要な道具はそれほど多くありません。最低限必要なのはナットを緩めるためのレンチやスパナ、ネジを回すためのドライバー、部品を挟んで押えたり保持したりするためのウォーターポンププライヤーがあれば修理できます。

ほかに、細かい部品の取り外しがしやすいようにピンセットや精密ドライバー、取り外した部品をなくさないように入れておく箱なども用意しておくと、楽に作業できるはずです。

どれもいろいろな用途で使える一般的な工具なので、すでに持っているというご家庭も多いかもしれませんね。ホームセンターなどで簡単に手に入るものばかりですので、持っていなければこの機会に購入してみてもよいでしょう。

DIYできるかの判断基準

蛇口の水漏れは、自分で修理できる場合も多いとはいえ、すべての場合において、そうというわけではありません。個人では修理できないものを頑張って直そうとしても骨折り損ですので、まずは自分で修理可能かを判断しましょう。

まず確認すべきなのは、水漏れの程度です。水漏れの勢いが弱く、ポタポタ、チョロチョロくらいであれば経験がなくても自分で調べながら簡単に直せるケースがほとんどでしょう。ですが水が強く噴き出していたり、大量に漏れているようであれば、悠長に調べたり悩んだりしている余裕はありません。水漏れの勢いが強い場合は急いで業者に電話しましょう。

つぎに確認が必要なのは、蛇口が分解可能かどうか、部品が入手できるかどうかです。水漏れの原因が部品の劣化や破損であった場合、分解、交換する必要があります。中には個人での分解が難しいものもあります。その場合は蛇口を丸ごと交換するか、業者への修理依頼が必要です。

また、分解して明らかに劣化や破損している部品があれば、部品を交換しただけで直る可能性が高いですが、劣化や破損の形跡がない場合は、単純に部品を交換しただけでは直らないかもしれません。そういったときも、迷わず業者を呼んで修理してもらったほうがよいでしょう。

【応急処置】蛇口の水漏れを今なんとかしたい

【応急処置】蛇口の水漏れを今なんとかしたい

水漏れを発見したら、まずは止水栓、または元栓を締めて水漏れを止めましょう。大量の水漏れはもちろん止めないと大変ですし、少量だとしても早く止めないと水道代が増えてしまったり、床などの家財に被害が広がってしまったりします。止水栓や元栓は修理の際も必ず締める必要があるので、事前に場所を確認しておきましょう。

止水栓はキッチン、お風呂、トイレなど、各部屋や設備ごとに水を止めることができる栓です。場所はそれぞれの家庭で異なりますが、シンクの蛇口であればシンクの下にあることが多いでしょう。お風呂など壁付けタイプの蛇口の場合、蛇口の根元にマイナスドライバーで回せる止水栓がついている場合があります。

どうしても見つからない場合は、水道メーターの近くにある元栓で自宅全体の水を止めることもできます。

蛇口の水漏れ原因がわからないときの対処法

修理しても直らない場合や、原因がわからない場合は業者への相談が必要ですが、それでも業者が来るまでの間は、応急処置が必要です。どんな場合でも有効な応急処置の方法を覚えておきましょう。

ひとつは止水栓で水量を調節する方法です。水漏れの程度によっては、止水栓を少し締めることで一時的に水漏れを抑えることができる場合があります。止水栓の開き過ぎが水漏れの原因になっていることがあるからです。止水栓が振動したり、音がなったりしているようであれば、調整してみましょう。

また、ナットやネジを一度緩めてから、締め直すという方法もあります。これは、蛇口そのものに問題がなく、蛇口と配管の接続部が地震などでズレたり歪んだりしたことによって水漏れにつながってしまった場合に有効な応急処理方法です。締め直すことで、ナットやネジの緩みが改善する可能性があります。

【トイレの蛇口】水漏れの対処法

【トイレの蛇口】水漏れの対処法

それではここから、場所ごとの水漏れの対処法、修理の方法について解説していきます。基本的には同じような流れですが、場所ごとに注意点がありますので理解しておいてください。

はじめにトイレのタンクの上部についている蛇口からの水漏れの対処法を見ていきましょう。トイレのタンクについている蛇口は、注意して見ることも多くないので、水漏れしていてもなかなか気づきにくい場所です。水道代が不自然に高くなった場合、ここの水漏れである可能性があります。確認してみましょう。

トイレの蛇口は、排水に使う水を常に一定量貯めておくため、タンク内の水量に応じて自動的に蛇口が動く構造になっています。水量によって上下する浮き球で、ボールタップと呼ばれる水栓を操作する仕組みです。水があふれないように余分な水を排水するためのオーバーフロー管という部品もあります。

まず、タンクのふたを開けて中を見てみると、浮き球とオーバーフロー管が見えると思います。水の量がオーバーフロー管の先端近くにあり、適正水量ラインを越えている場合、ボールタップの動作不良です。調整か交換で対処しましょう。

水量が適正ラインの下の場合、便器への排水口であるゴムフロートが原因です。クサリの引っかかりやゴムフロートの劣化、ゴミが挟まったりしていないか確認してみましょう。

なおトイレの排水周りなど、蛇口以外の水漏れの場合は、トイレの水漏れにテーマを絞ったコラムで解説していますので、トイレの水漏れ解決法をわかりやすくご紹介!初心者OKカンタン修理をご覧ください。

【キッチンの蛇口】水漏れの対処法

ここからはキッチンの蛇口の水漏れへの対処法を、蛇口タイプごとに解説していきます。

ツーハンドル混合栓

ツーハンドル混合栓からの水漏れは、ハンドルの根元から漏れるケースがほとんどです。ハンドルとスピンドルの間やコマと弁座の間にある、パッキンの劣化や摩耗、内部部品のナットの緩みが原因です。パッキンの交換、ナットの締め直しで直すことができます。

ほかに考えられる水漏れは吐水口からの水漏れと、吐水パイプと本体の接続部分からの水漏れです。どちらの場合もパッキンの劣化が原因であることが多いでしょう。

・ハンドル部の分解方法

どの場合でも、必ず元栓を締めてから作業してください。まず、ハンドルのてっぺんについている赤と青のキャップを取り外すとネジが見えるので、それを外します。そうするとハンドルが外れるはずです。

ハンドルを取り外したら、パッキン押えと呼ばれる変わった形のナットのようなものがあるはずなので、それを外します。パッキン押えを外すと、スピンドル、パッキン、コマ、ナットなどがすべて取り外せるようになります。

あとはパッキンの交換やナットの締め直しをして、外した順番どおりに戻すだけで修理完了です。細かい部品が多いので、くれぐれもなくさないように注意してください。交換用の部品はホームセンターなどで購入することができます。

・吐水パイプの分解方法

吐水パイプと本体の接続部分のナットを緩めて取り外し、パッキンを交換して戻します。組み立てるときはパッキンとリングの向きや順番に気をつけてください。

シングルレバー混合栓

シングルレバー混合栓は吐水口とレバーハンドル、そして胴体にあたるスパウトという3つの部分で構成されています。水漏れの原因は主に2つで、カートリッジの劣化と各部パッキンの劣化です。水漏れ箇所によって原因を予想することができます。

吐水口から水漏れしている場合はカートリッジの劣化の可能性が高いでしょう。また、レバーハンドルの下から漏れている場合はカートリッジかスパウトとの接続部のパッキンの劣化、ハンドル自体の故障やナットの緩みも考えられます。スパウト下部や水栓の取り付け部から漏れている場合は、スパウト内部のパッキンの劣化が原因です。

・シングルレバー混合水栓の分解方法

まず元栓を確実に締めます。しつこいようですが、忘れると分解の際に水が噴き出すので気をつけてください。元栓を締めたら、レバーを取り外します。カバーとネジを取り外して、カートリッジカバーも取り外します。

水栓が古い場合、サビなどで本体と固着していることがあります。本体をねじってしまうと給水ホースとつながる銅管部分が破損することがあるので、本体が動かないようにプライヤーや布で固定しながら取り外してください。

カートリッジカバーを外すと、カートリッジ、吐水ノズル、パッキンが外せるようになります。カートリッジやパッキン交換程度の修理であればここまでで大丈夫ですが、水栓そのものを交換する場合は、シンクに固定しているネジと給水ホースも外すようにしましょう。これで、水栓を取り外すことができます。

カートリッジはホームセンターなどで購入可能ですが、メーカーや製品ごとに適合するものが異なります。製品の型番を調べるか、現物を持っていって、間違いのないものを購入するようにしてください。

キッチンの蛇口以外から水漏れしている

蛇口のほかに、シンクの排水管、あるいは冷蔵庫からも水漏れする場合があります。蛇口以外の場所からの水漏れについては、キッチンの水漏れをテーマに解説したページがありますので、キッチンのシンク下から水漏れを発見!自分でできる修理対応まとめキッチンの水漏れの原因「シャワーホース」を修理したい!お悩み解決をご覧ください。

【洗面所の蛇口】水漏れの対処法

続いては洗面所の蛇口で起きた水漏れの対処法です。洗面所では、主に単水栓、ツーハンドル、シングルレバータイプの蛇口が使われています。

単水栓・ツーハンドル混合栓

単水栓、ツーハンドルどちらも基本は同じです。ハンドル上部のキャップを外し、ドライバーやレンチを使って順番にパーツを外し、劣化した部品を交換して元どおりに組み立てれば完了です。

単水栓は構造が単純ですが、その分部品が小さいので作業がしづらいかもしれません。ピンセットや精密ドライバーを用意しておくとスムーズに作業できます。

シングルレバー混合栓

洗面所の場合でも、キッチンのシングルレバー混合栓と同じ手順で分解していきましょう。洗面所の蛇口の分解では、部品の紛失に注意してください。キッチンのシンクはゴミ受けのネットがありましたが、洗面所にはない場合がほとんどです。部品を落としてしまうと排水口の詰まりや水漏れの原因にもなりますので、排水口をキャップや布で塞いでおくようにしましょう。

洗面所の蛇口以外から水漏れしている

洗面所は、蛇口以外にも、洗面台の排水口や洗濯機から水漏れすることがあります。その場合の対処法は洗面台の水漏れ原因はコレ!応急処置と正しい対処法、業者料金も紹介でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【洗濯機の蛇口】水漏れの対処法

洗濯機の蛇口からの水漏れの対処法もご紹介しましょう。洗濯機の蛇口には通常、単水栓が使われています。吐水口の先には、洗濯機の給水ホースと接続するための、「ニップル」と呼ばれるアダプターのような部品が取り付けられているのが一般的です。ニップルは、「洗濯水栓」とも呼ばれます。

ニップルには2つの固定方法があり、ひとつはニップルに取り付けられた4つのネジで、蛇口の吐水口を締め付けて固定する「ネジ式」です。もうひとつは蛇口の吐水口自体をニップルに交換する「ジョイント式」です。ジョイント式は自動止水機能を持っていて、給水ホースが接続されているときしか水が流れないようになっています。

実は洗濯機は、蛇口本体だけでなく、ニップルやホースからも水漏れが起こりやすいのです。特にネジ式のニップルは、水漏れを起こしやすい傾向にあります。

そのほかにも、ネジや蛇口、給水ホースとの接続の緩み、パッキンの劣化やホースそのものの劣化なども、洗濯機の蛇口からの水漏れにつながります。

洗濯機の蛇口から水漏れを発見したら、まずはネジやナット、接続部が緩んでいないかを確認しましょう。ハンドルのつけ根や吐水口など、蛇口のほうから水が漏れている場合は、先ほどご紹介した、単水栓の分解と手順で修理すれば大丈夫です。

パッキンやホースの劣化が原因の場合は、部品の交換になります。ニップルの寿命は約10年ほどなので、もし古いものを使っているようであれば、これを機にジョイント式に交換するのもよいかもしれません。

【お風呂の蛇口】水漏れの対処法

最後はお風呂の蛇口の水漏れ対処法をご紹介します。お風呂の蛇口では、サーモスタット混合栓が使われることが多いです。機能や構造はほかの蛇口と少し違いますが、作業自体はそれほど違いませんので、自分でも修理することができます。

シングルレバー混合栓

基本的にはキッチンのシングルレバー混合栓と同じ手順で分解可能ですが、お風呂の蛇口の場合は、カランとシャワーの吐水を切り替えるハンドルがついているものがあり、その切り替え部分からの水漏れも考えられます。切り替えの構造もメーカーによって異なるため、キッチンや洗面所など、ほかの蛇口に比べるとDIYの難易度が少し高くなります。

ツーハンドル混合栓

お風呂のツーハンドル混合栓の場合も、基本は同じですが、やはり切り替えハンドルがある分、難易度は上がります。しかし、ツーハンドル自体の構造が単純なので、シングルレバーよりは比較的簡単に修理できるでしょう。

サーモスタッド混合栓

サーモスタッド混合栓は自動的に温度調節をしてくれる機能を持った蛇口です。ハイテクな構造で修理が難しそうに聞こえるかもしれませんが、修理の難易度はシングルレバー混合栓とそれほど変わりません。

シングルレバーのカートリッジ部分が、温度調節機能を持ったサーモカートリッジという部品に変わっているだけなので、修理の際にやることは、パッキンの交換とサーモカートリッジの交換だけで、手順も大きくは変わらないのです。

ただ、お風呂の蛇口はキッチンと違い、壁の中の給水管に直接接続されている壁付けタイプのものがあります。そのため失敗した場合の被害が大きくなりやすかったり、給水管にトラブルが起きた場合の作業が大掛かりになったりする場合があるので、注意が必要です。

シャワー

シャワーからの水漏れについてはシャワーの水漏れに絞った内容で解説しているページがありますので、シャワーの水漏れは劣化が原因!自分でできるパーツ交換マニュアルを参考にしてください。

蛇口交換のよくある失敗例!

蛇口の交換や修理は、作業手順自体は簡単ですが、実際には失敗してしまう人もいます。ここでは、失敗の原因と失敗した場合のリスクを見ていきましょう。

パーツを間違えて買った

蛇口に限らずですが、工業製品の部品にはサイズや規格、互換性などがあり、適合したものしか使うことはできません。一見同じものに見えても、内部構造や素材など、細かい違いがあります。「使えそうだから」と適当に部品を選び、適合しないものを使ってしまうと、思わぬ破損や二次被害にもつながります。

自分で調べて購入するときはメーカー、型番、年式などをしっかり確認して購入してください。調べる時間や自信がない方は、お店に現物を持っていって、「この部品をください」と伝えれば安心です。

ネジなどの頭をつぶしてしまった

もうひとつのよくある失敗は、ネジやナットの頭をつぶしてしまうことです。微妙にサイズの合わないドライバーを使って固着したネジを無理に回そうとするなどして、ネジの頭をつぶしてしまうと簡単には分解できません。特殊な方法で回すこともできますが、できない場合は諦めるしかなくなります。

特に蛇口に使われているネジはその環境から、サビや汚れで固着していることがほとんどです。適切な道具や方法を使わないと、DIYに慣れている人でもネジの頭をつぶしてしまうことがあります。最悪の場合、ナットの山をつぶしてしまって蛇口の取り外しもできなくなり、大掛かりな作業が必要になってしまうこともあります。

ナットの締めすぎ

組み立ての際、ナットやネジの緩みがないようにと全力で締めてしまいがちですが、締めすぎは緩みよりも悪い結果につながることがあります。細かい解説は省きますが、締めすぎると変形して空回りしたり、固定する力が弱まったりします。また頭が噛み込んで固着したり、パッキンやほかの部品を変形させてしまうこともあるので注意が必要です。

「たかが締めすぎ」と思うかもしれませんが、部品を傷つけたり破損させたりすると、大きな失敗になります。特に密閉性が必要な蛇口で部品の変形などを起こしてしまうと、水漏れの再発や悪化はもちろん、最悪の場合全交換になるおそれがあります。

蛇口の水漏れ修理は業者が安心?

修理が簡単とはいえ、それはあくまでDIYに慣れている人、知識がある人、時間がある人の場合です。水回りのものなので、作業は簡単でも万が一失敗して悪化すると、ほかの家財にも被害がおよぶ可能性があります。不安がある場合は無理せず業者に依頼したほうがよいでしょう。

業者に依頼するメリット

なんといっても手間暇がかからないのが業者に依頼した場合の一番のメリットでしょう。自分ですべてやろうとすると、情報を調べて分解して部品調達、修理、組み立てと、部品がスムーズに手に入ったとしてもかなりの時間が必要になります。業者に依頼すれば、何もする必要がないですし、実際の作業時間も短いので、水道が使えない時間も短くて済みます。

そして、失敗するリスクはほぼなくなります。業者はその道のプロですから、知識と技術、道具もプロ用のものを使うので、固着した部分も難なく分解してくれます。さらに、今は大丈夫でも近々交換が必要な部分があったら教えてくれたり、ほかの不具合の兆候も見つけたりしてもらえるかもしれません。

自分で修理することにこだわりがあれば別ですが、少しでも不安があったり自信がなかったりする場合は、業者に依頼することをおすすめします。

蛇口の水漏れ修理にかかる費用

業者に依頼するとなると費用が気になると思います。蛇口の交換・修理費用が一目瞭然!ヒミツの料金お得術を公開中!に蛇口の水漏れ修理の費用についてまとめていますので参考にしてください。

みんな使ってる?トイレの蛇口は手洗い用?

以前はほとんどのトイレについていましたが、最近ではトイレのタンクに蛇口がついていないご家庭もあるでしょう。このトイレタンクの蛇口、手を洗うためについているという話が一般的ですが、なんとなく不衛生な気がして使っていないという人も多いようです。実際はどうなのでしょうか?

何のためにトイレタンクに蛇口があるの?

多くのトイレはタンクに貯めた水を使って排水する方式になっています。その水の給水のため、というのが、蛇口が必要とされる本来の理由ですが、一方でトイレタンクの蛇口は「手洗い管」とも呼ばれています。ですので、トイレの蛇口で手を洗うのも本来の用途といってよいでしょう。

そもそもなぜ手洗い管が設けられるようになったのでしょうか?実はこの手洗い管、日本独自のもので海外には存在しません。

日本は人口密度が非常に高く、狭い面積を有効に使う必要があるため、建築もコンパクトさを重視する傾向があります。トイレタンクに給水と手洗いを兼用する蛇口を設けることで、手洗い用シンクのための配管とスペースを確保する必要がなくなり、工事費用も省くことができ、コンパクトな住宅にすることができるのです。

衛生的な抵抗があるためか、今ではトイレに手洗い管と手洗いシンクが両方ある家庭が多いですが、本来は手洗いシンクをなくすための工夫だったのですね。

水はきれいなの?

トイレを流すのに使う水であることや、便器のすぐそばにあることから、衛生的な心配があるかもしれませんが、トイレに使う水であってもキッチンやお風呂と同じ給水管からの水を使っています。抵抗がある方もいるかもしれませんが、緊急時には飲用水として使うことも可能なくらいなので、水質に関しての心配は不要です。

石けんは使用禁止

ただし、手洗い管には石けんが使えないという難点があります。トイレ用の洗浄剤というものが存在するので意外かもしれませんが、手洗い用の石けんを使ってしまうと、石けんカスがヌメりや詰まりの原因になってしまったり、泡でタンクが流れにくくなったりなど、トイレの故障の原因になってしまうのです。

これを聞くと手洗い管の意味がないような気がしますが、たとえ水だけでも、洗わないよりはマシです。一説では、7割の人がトイレのあとに手を洗わないという話もあるようなので、今まで洗っていなかった人はこれを機に手洗い管で洗うようにしてもよいでしょう。

用途や目的を知っておくだけでも新築や建て替えの際に役立つかもしれません。

まとめ

少し長くなりましたが、ご自分の修理したい蛇口の構造と水漏れの原因がわかったでしょうか?今回紹介した修理方法を読んで、自分で修理できそうであれば試してみてくださいね。

製品ごとの違いもあるので、もし不安であれば悪化させる前に無理せず業者に依頼したほうがよいでしょう。今回取り上げなかった水漏れや困りごとに関する記事も読んでみてくださいね。

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