洗濯機水栓の取り付け|給水ホース設置時の注意点・トラブルの対処法
目次
洗濯機水栓の設置方法・給水ホースの取り付け手順
洗濯機の水栓にはさまざまな種類があります。形状にあわせて使いやすいように付け替えることも可能ですが、正しい手順で取り付けなければ洗濯機の水漏れの原因となるおそれもあるのです。
ここでは、洗濯機の水栓の種類や取り付け方をご紹介するとともに、給水ホースの取り付けでよく起こるトラブルや、その原因についてもお伝えします。
水漏れの危険性を理解するとともに、どうすれば水漏れトラブルを起こさず快適な水回り環境を整えることができるのかを一緒に考えてみましょう。
洗濯機の水栓の種類・取り付け方
はじめに、洗濯機の水栓を3種類ご紹介いたします。あわせて水栓の正しい取り付け方もご紹介しますので、ご自宅にある洗濯機の蛇口の形状を確認してみてください。
・万能ホーム水栓
万能ホーム水栓は、かつてはもっとも一般的な水栓として多くのご家庭で採用されていた古いタイプの水栓です。現在よく使用されている全自動式洗濯機の給水ホースは対応していないため、このまま使用することはできません。
複雑な構造ではなく、ニップルという部品をネジで固定して使用します。
・洗濯機用ワンタッチ水栓
洗濯機用ワンタッチ水栓とは、給水ホースが取り付けられる仕組みになった水栓です。洗濯機用ワンタッチ水栓の取り付け方は、ニップルをネジで固定する手間がなくなり、カチッとはめるだけです。
しかし、水量を調節したり水を止めたりできる止水栓はないため、給水ホースが水圧に負けて外れてしまったり、劣化してしまったりした場合に水漏れしてしまいます。
・洗濯機用ストッパー付水栓
水漏れを防ぐために開発されたのが、この洗濯機用ストッパー付水栓です。洗濯機用ワンタッチ水栓との大きな違いは「止水弁(オートストッパー)がついている」というところです。オートストップジョイントともよばれます。
地震や洗濯機稼働のちょっとした揺れで少しずつゆるんでずれてしまうことがありますが、万が一給水ホースが外れてしまってもストッパーがあり、水が止まるので水漏れの心配はありません。
洗濯機用ストッパー付水栓の取り付けは、洗濯機用ワンタッチ水栓同様、カチッとはめるだけで簡単に取り付けられます。
給水ホースを取り付ける手順・注意点
つぎに、水栓に給水ホースを取り付ける手順をご紹介いたします。注意点をあわせて確認しておきましょう。
1.洗濯機の水栓の種類を確認
まずは使用している洗濯機の水栓を確認しましょう。給水ホースと水栓の形状が違っていると取り付けることができない場合があるので、取り付け前に必ず確認してください。
2.ニップルを装着
万能ホース水栓の場合は、ネジで固定するニップルを装着します。装着するとき、ネジ穴にかみあわず隙間ができてしまうと水漏れの原因になってしまいます。ニップルを蛇口に装着して締める際は隙間ができないように注意しましょう。
蛇口とニップルがかみあったら、ニップルについている複数のネジを均等に締めていきます。ネジを締めるときはドライバーを使いましょう。ニップルの内部にはパッキンが入っていますので、装着の際はパッキンが外れないように気をつけてください。
ニップルやドライバーはホームセンターで購入することができます。もし、ニップルが古くなっていて再度装着できないなら新しいものを購入して交換しましょう。
3.蛇口に給水ホースを装着
ニップルを装着したら給水ホースを取り付けます。洗濯機用給水ホースは適切な長さのものを使用しましょう。給水ホースにはつまみが付いているので、つまみを下にスライドさせ蛇口の奥にしっかりと差し込んでください。
このときカチッという音がしない場合、奥まで差し込めていないおそれがあります。奥まで差さっていないとそこから水漏れが発生してしまうので、きちんと音を確認しましょう。
4.給水ホースを洗濯機に装着
最後に、洗濯機の給水口に給水ホースを取り付ければ完了です。
給水ホースがはまらない原因とは
作業しているとき「洗濯機に給水ホースがはまらない……!」というトラブルが起こった場合には、以下の3点を確認してみましょう。
・ニップルがついていない
ニップルがしっかりと装着されていないと、給水ホースを奥まで差し込むことはできません。ネジが締まっていない、傾いているなどの場合は水漏れの原因になるのでまっすぐニップルを取り付けるようにしましょう。
・長さが足りない
給水ホースの長さが足りないときは、奥までしっかりと給水ホースがはまりません。もし、長さが足りない場合には延長用給水ホースを取り付けるか、長い給水ホースに買い替えましょう。
延長用給水ホースはホームセンターで購入することもできますが、メーカーにあったものを確実に用意したいときは使用している洗濯機のメーカーに問い合わせましょう。
・白いプラスチックが出ている
給水ホースを差し込んでも奥まで差さらない場合は、洗濯機の蛇口から白いプラスチックのようなものが出てきているおそれがあります。この白いプラスチックは止水弁で、止水弁に水圧がかかっていることが原因で取り付けられないのかもしれません。
なぜこのようなことが起こるのかというと、給水ホースが抜けたときの水漏れ事故を防ぐためにストッパーがかかるようになっているからです。
止水弁が働いてしまったときは、まず元栓を締め、周辺の蛇口をあけて水圧を逃がしたり時間をおいたりして水が出る状態にしてから作業してください。
取り付けが難しいならプロに任せよう!
洗濯機の水栓の種類によって取り付け方も異なるため、正しく取り付けられるか自信のない方は、ぜひ専門業者にお願いして取り付けてもらいましょう。
弊社「水漏れ修理お助け隊」には全国の多数の水道業者が加盟しておりますので、お客様のご要望やお悩みに最適な業者を派遣することが可能です。まずは、ぜひ弊社の無料相談窓口にご相談ください。
洗濯機水栓でのトラブルとその対処法
ここでは洗濯機の水栓で起こりやすい水漏れトラブルをご紹介するとともに、その対処法についてもご紹介いたします。
トラブルが起こる前にどんな場所で起こりやすいのか、もし起こってしまったときどのように対処すればといいのかを事前に知っておけば少し安心できるでしょう。
洗濯機の水栓でおきるトラブルと対処法
洗濯機の水栓に起こりやすいトラブルとして、主に以下の3つがあります。トラブルの対処法もあわせてご紹介しましょう。
給水ホースが外れてしまう
洗濯機の給水ホースから水漏れする場合は、給水ホースが洗濯機本体や蛇口から外れてしまうことが原因であることが多いです。旅行や出張で長期に家をあけている間に給水ホースが外れてしまい、そこから水漏れ事故が発生してしまうこともあります。
家をあける際は、その都度しっかり蛇口を締めておくと安心です。毎日は少し面倒ですが、長期間家をあけるときには必ず締めておくようにしましょう。
水圧で部品が破損してしまう
給水ホースやニップルにひびや割れが発生していた場合、水圧によってさらに破損が大きくなって水漏れしてしまうことがあります。水圧が常にかかった状態では破損しやすくなってしまうので、使用しないときは蛇口を締めておきましょう。
劣化で部品が破損してしまう
水圧による破損以外にも、経年劣化による破損のおそれがあります。給水ホース自体の問題だけではなく、洗濯機や蛇口とのジョイント部分の接続に問題があるとそこからすぐに水漏れしてしまうので、小さな劣化を発見したらすぐに使用を中止して新しい部品に交換しましょう。
ストッパー付きの水栓でも注意が必要
「ストッパーがあるから安心!」と思われるかもしれませんが、それは大きな間違いです。オートストッパーが作動するのは「水栓から給水ホースが外れたとき」なので、給水ホースの劣化や破損、そのほかの部品のトラブルではオートストッパーは作動せず水漏れが起こります。
たとえオートストッパーがあるものでも、水漏れ事故が発生してしまうおそれがあるのでできるかぎり蛇口を締めておく方が安心なのです。
蛇口をストッパー付きに交換する方法
洗濯機用ストッパー付水栓なら、ニップルを使用せずに直接給水ホースを取り付けられますし形状もコンパクトで場所をとりません。洗濯機の水漏れをなくすために、蛇口を洗濯機用ストッパー付水栓に交換することも検討してみてはいかがでしょうか。
交換するときは、新しく取り付ける洗濯機用ストッパー付水栓と水栓用レンチ、防水シールテープを用意しましょう。水栓用レンチを蛇口に引っかけて回せば取り外しできます。周辺に付着した水垢や汚れをキレイに拭き取っておきましょう。
そして、新しい洗濯機用ストッパー付水栓を取り付けていきますが、防水シールテープを蛇口のネジ山に巻き付けてから取り付けます。あとは、給水ホースをつなげれば交換完了です。
水栓でトラブルが発生したら業者に依頼!
洗濯機の水栓で起こりやすいトラブルはいくつもあります。経年劣化や急な破損などによる水漏れは、自力で解決しようとしても焦ってしまうとうまくいかないこともよくあります。
水栓トラブルによる水漏れが発生したら、まずはプロの業者に連絡して対処してもらうことがもっとも安心でスピーディーです。自分で調べながら作業するのは大変ですし、間違った対処をした結果さらに水漏れがひどくなってしまうおそれもあります。
そもそも、作業に必要な道具をそろえるのも手間がかかりますが、業者に依頼すればそのような心配ごとは一切ありません。
弊社ではいつでもご相談可能な体制を整えておりますので、急なトラブルもお気軽にご連絡ください。全国に在籍する加盟店のなかから最適な業者を迅速にご紹介させていただきます。水栓のトラブルでパニックになってしまったら、ぜひ弊社をご活用ください。
水漏れ放置の危険性とは?業者依頼による費用相場
洗濯機の水栓から水漏れしているにもかかわらず放置しているのは危険です。水漏れに気がついたらプロの業者に相談し、対処してもらいましょう。業者に依頼するときどのくらいの費用がかかるのか、どんな作業をおこなうのか気になる方も多いかと思いますのでご紹介いたします。
水漏れを放置するリスクとは
水漏れを放置してしまうと、以下のようなリスクがあります。
- 水道代や修理費用がかさむ
- 保険が適用されないこともある
- 賃貸住宅では要注意
水漏れによる被害が、階下や周辺住民の方にまで被害が及んでしまった場合はさらに賠償や修繕の費用がかかってしまいます。故意による水漏れ事故と判断されて保険が適用されない場合、経済的負担がのしかかってしまうのです。
このようなことにならないためにも水漏れは素早く修理しましょう。
水漏れしたときの依頼先はどこ?
水漏れが発生したら、気付いた時点ですぐに業者へ連絡するようにしましょう。対処してくれるのは水道修理業者や指定工事業者、住宅設備メーカーなどがあり、どの業者も対応してくれますがそれぞれ得意・不得意な工事があります。
たとえばパッキンや蛇口の交換など簡単な作業はどの業者でもおこなってもらえますが、配管に関わる大きな工事が必要になる場合は住宅設備メーカーではおこなってもらうことはできません。
また、作業範囲がある程度限定されることがあります。指定工事業者は各地域の水道局に適切な工事ができる業者として認められている水道業者ですが、作業にあたりその地域の許可を得る必要があるのです。
このように業者それぞれの特徴や得意分野も異なるため、どんな業者に依頼すればよいのか迷ってしまうことも多いです。そんなときはぜひ弊社にご相談ください。
弊社なら、ご相談内容に応じて最適な業者を迅速にご紹介するため業者を探す手間を省け、いち早く工事をおこなうことができるのです。
おススメ業者のポイント
業者を選ぶポイントはいくつかありますが、「24時間365日相談・受付対応可能」であるかどうか注目すべきです。水漏れは放っておいて解決するものではありません。
一刻も早く対処しなければ被害を拡大してしまいます。そのためいつでも相談できるというのはとても重要な要素です。
弊社は、24時間365日いつでも受付可能な体制を整えております。夜間や休日の急な水漏れトラブルにも、ご連絡いただければすぐに受付し最適な業者を迅速に手配できるよう努めております。
正式なお申し込みとなる前なら、現地の調査と相談をしてもキャンセルは可能なので「まずは現地を見てほしい」ということでも結構です。お気軽に弊社の無料相談窓口にご連絡ください。
依頼にかかる費用相場
業者に依頼するときにかかる費用は、作業内容によって異なります。一般的な水漏れ修理の費用相場は、以下のように計算されています。
水漏れ修理の費用=基本料金+作業料金+出張費
※業者によっては、夜間休日料金が発生することもあります。
たとえば、蛇口周りの修理の費用相場は約8,000~10,000円前後、水栓の交換には約10,000円前後、パッキンなど小さな部品の交換には約4,000円前後かかります。修理部位が多ければその分費用も高くなります。
依頼にかかる費用をしっかりと把握するためにも、作業前の見積りは必ずとってもらいましょう。弊社では、無料で見積りをとらせていただいております。
また、お客様がご不安を感じないよう丁寧に見積書の内容をご説明させていただきます。わかりやすい料金設定で、お見積り確定後の追加料金も一切ありません。どなた様も安心してご利用いただけるはずです。
洗濯機の水栓以外であっても水周りのトラブルであればなんでも相談を受け付けますので、お悩みがございましたらいつでも弊社までご連絡ください。