水道のポタポタ漏れを修理する方法を紹介。水栓ごとに原因は異なる!
毎日水道を使っていると、蛇口からポタポタと水漏れを起こすことがあります。その原因は水栓にあるかもしれません。キッチン・洗面所・浴室などの水栓を見比べればわかると思いますが、水栓には種類があります。
そして、水栓の種類ごとに水漏れが起こる原因も修理の方法も異なります。そこで、水栓の種類ごとに、水漏れの原因と修理方法を解説します。また、水道の水漏れ修理をおこなう際の費用や、業者に依頼する際のポイントなどもあわせてご紹介しますので、参考にしてください。
目次
- ▼【水栓のタイプ別】水道のポタポタ水漏れの原因
- ・【1】ハンドル水栓で水漏れする原因
- ・【2】シングルレバー水栓で水漏れする原因
- ・【3】サーモスタット水栓で水漏れする原因
- ・水漏れの原因がわからない場合は?
- ▼【水栓のタイプ別】水道のポタポタ水漏れの修理方法
- ・修理の前に止水栓を閉めよう
- ・【1】ハンドル水栓の水漏れを修理する方法
- ・【2】シングルレバー水栓の水漏れを修理する方法
- ・【3】サーモスタット水栓の水漏れを修理する方法
- ・水栓の修理が難しいと感じたらプロに依頼しよう!
- ▼水道の水漏れ修理にかかる費用
- ・修理は面倒…放置したときの水道代はどうなる?
- ・DIYで修理をする費用
- ・業者に依頼する費用相場
- ・業者選びに失敗したくない!選ぶポイントとは
【水栓のタイプ別】水道のポタポタ水漏れの原因
水漏れの原因がわからない状態では、修理も対策もできません。そして、水栓のタイプはひとつではなく、タイプごとに水漏れの原因が異なります。まずは水栓のタイプ別になぜポタポタと水漏れが起こるのか、その原因を確認しましょう。
【1】ハンドル水栓で水漏れする原因
水栓に付いているハンドルを回して水やお湯を出すのがハンドル水栓です。ハンドルを少し回せば少量の水が出て、たくさん回せば水量が増えます。水を出すためのハンドルとお湯を出すためのハンドルは分けられており、水栓内部での温度管理はできません。
このハンドル水栓での水漏れは、ハンドル内部のケレップというコマのような形をしたパッキンの劣化が原因であることが多いです。傷んでいたら新しいパッキンに交換しましょう。
単純に長期間使用するだけでも劣化は起こりますが、水漏れをしないようにとハンドルをきつく締める行為はパッキンの劣化を早める原因になります。ハンドルをきつく締めると、摩擦によってパッキンが擦れたり変形したりします。水が止まったら必要以上の力を加えないようにしましょう。
【2】シングルレバー水栓で水漏れする原因
レバー型のハンドルがひとつだけ付いているのがシングルレバー水栓です。水量の調節はハンドルの上下でおこない、温度調節はハンドルの左右でおこないます。
水量や温度の調節は、レバーの下にあるカートリッジによっておこなわれていて、シングルレバー水栓の水漏れはカートリッジの劣化や破損が原因であることが多いです。
カートリッジは消耗品で、修理して同じものを使うことはできません。劣化や破損が見られたら、新しいものに交換しましょう。
【3】サーモスタット水栓で水漏れする原因
水量を調節するレバーと温度を調節するレバーが両サイドに付いているのが、お風呂場でよく使用されているサーモスタット水栓です。
水量を調節するレバーはシャワーとカランの切り替えの役割もしています。温度は温度調節のレバーでおこなうのですが、水栓内部のサーモスタットカートリッジによって自動調節されて、一定の温度が保てるようになっています。
サーモスタット水栓の水漏れは、おもに水量を調節するレバー内部にある開閉バルブの部品の劣化によって起こります。開閉バルブは消耗品ではありませんが、劣化したものは元には戻らないため新しいものに交換しましょう。
水漏れの原因がわからない場合は?
水栓のタイプ別に、おもな水漏れの原因をご紹介しましたが、原因となるものはひとつではありません。ご紹介した部品以外のものが劣化している可能性もあります。また、自分では水栓本体を壊してしまいそうで内部まで調べられないという方は、原因がみつけられないかもしれません。
そういった方には、原因調査から業者に依頼するという方法もあります。水道の修理業者がおこなうのは修理だけではありません。水栓本体や部品を見て、なにが原因で水漏れが起こっているのかという原因調査からおこないます。
自分で原因を調べてもわからないときには、業者に依頼して水漏れ箇所を突き止めてもらいましょう。弊社では、原因の調査から修理までを迅速におこなう業者をご紹介します。原因不明の水漏れにお困りの方は、ぜひご相談ください。
【水栓のタイプ別】水道のポタポタ水漏れの修理方法
原因がわかれば、修理をおこなうことができます。ただし、修理の方法も水栓のタイプで異なります。さきほどご紹介した部品が原因であった場合、それぞれどのように修理をおこなえばよいのか、道具や手順を詳しく解説します。
修理の前に止水栓を閉めよう
水栓の修理をおこなう前に、必ずしておくべきことがあります。それは、止水栓を閉めることです。
止水栓が開いている状態だと、作業中にハンドルを回したり部品を外したりするときに水が流れてしまいます。水が止まっていないと、水道代がかかり、作業も進められません。止水栓が閉まっていることを確認してから作業を始めましょう。
【1】ハンドル水栓の水漏れを修理する方法
ハンドル水栓のケレップ交換には、以下の4つが必要です。これらの部品や道具はホームセンターや通販で購入することができます。
- ・新しいケレップ
- ・ドライバー
- ・モンキーレンチ
- ・ピンセット
まず、水とお湯のハンドルのキャップを外し、ハンドルを固定しているネジをゆるめてハンドルも外します。ハンドルを外すと出てくるナットをモンキーレンチでゆるめて外します。
そこまで外したら、その下にいくつもの部品が積み上げるように取り付けられているので、ケレップが出てくるまでひとつずつ順番に部品を取り外します。ケレップは水栓本体の中に入っている状態なので、ピンセットを使って取り出しましょう。
ケレップを取り出したら新しいものに交換して、外したときと逆の順番で元に戻します。ナットやネジを締め直し、キャップをつけ直したら完了です。
【2】シングルレバー水栓の水漏れを修理する方法
シングルレバー水栓のカートリッジ交換には、以下の2つが必要です。どちらもホームセンターや通販で購入することができます。
- ・新しいカートリッジ
- ・ドライバーか六角レンチ
まずはレバーを取り外します。上に持ち上げるだけで外せるタイプとネジなどで固定されているタイプがあります。固定されている場合、レバーはネジか六角ナットで固定されています。ご自宅のレバーがなにで固定されているか確認して、ドライバーか六角レンチのどちらかを用意しましょう。
レバーを外すとカートリッジが出てくるので、古いものを取り出して、新しいものに交換します。あとはレバーを戻してネジやナットがある場合は固定し直して完了です。
【3】サーモスタット水栓の水漏れを修理する方法
サーモスタット水栓は開閉バルブの交換をおこないます。作業には、以下の4つが必要です。すべてホームセンターや通販で購入することができます。
- ・新しい開閉バルブ
- ・ドライバー
- ・モンキーレンチ
- ・ペンチ
まずはレバーを外します。ネジのないものは引っ張って外し、ネジが付いているものはドライバーでネジをゆるめて外しましょう。
レバーを外すと、開閉バルブを固定しているナットがあるので、モンキーレンチでゆるめて取り外します。ナットが外れたらベンチを使って開閉バルブを取り出します。
キレイに取り出せたら新しい開閉バルブを取り付けて、ナットを締め直し、レバーを元に戻して完了です。
水栓の修理が難しいと感じたらプロに依頼しよう!
水栓の修理は、どのタイプもそれほど難しい作業があるわけではありません。しかし、細かい部品が付いているので、誤って排水口に落としてしまったり、破損させてしまったりすると修理できなくなってしまいます。
そういった失敗が不安な方はプロに任せましょう。さまざまなトラブルを解決してきたプロの修理業者なら、部品の紛失や破損で修理ができなくなることはありません。
弊社では、全国各地の加盟店より実績のある経験豊富な業者をご紹介します。無理な作業はおこなわず、まずはお気軽にご相談ください。
水道の水漏れ修理にかかる費用
水道を修理する方法は、自分でおこなう場合と業者に依頼する場合があります。修理の流れはだいたい同じですが、それぞれメリットやかかる費用は異なります。
DIYと業者による、それぞれの水漏れ修理の費用相場をご紹介します。メリットと費用を比べ、どちらを選ぶべきかの参考にしてみてください。
修理は面倒…放置したときの水道代はどうなる?
水漏れの原因や修理方法がわかったのなら、すぐにでも修理をしたいところですが、中には「修理は自分でやるのも業者に依頼するのも面倒」という方がいるかもしれません。漏れている水が少量なら、使用に支障がないと感じるかもしれませんが、影響が出ているのは水道代なのです。
昔に比べて水道メーターの精度が高くなり、少量の水の流れも感知するようになりました。そのため、ポタポタとしずくが落ちる程度の水漏れでも、それが続けば水道代は高くなってしまうのです。早めに水漏れを修理して、無駄な水道代がかからないようにしましょう。
DIYで修理をする費用
「作業が難しくないなら自分で直したほうがよい」という方のために、まずはDIYで修理する場合の費用相場をご紹介します。
DIYで修理する場合、ドライバーやモンキーレンチなどの道具が家にあれば、用意するものは新しい部品だけです。パッキンなら数百円、バルブなどでも約1,000円~6,000円で購入できます。部品の値段しかかからないので、費用が安く抑えられることはメリットになりますが、作業で失敗するリスクがあるというデメリットもあります。
業者に依頼する費用相場
水道の水漏れ修理を業者に依頼した場合は、部品代・作業費・主張費などを含めて、約5,000~10,000円ほどが費用相場となります。費用の幅は、交換する部品の種類などによるものです。
パッキンの交換は比較的安く、カートリッジや開閉バルブのようなものの交換は比較的高くなります。DIYでの修理に比べて費用は高くなりますが、水回りの設備のことに詳しいプロによる作業のため、安心して任せることができます。
業者選びに失敗したくない!選ぶポイントとは
水道の修理を業者に依頼するにあたり、業者を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
・明確な見積り
見積りは業者を選ぶ際に参考にしやすいものです。ただし、見積りで確認するのは金額だけではありません。内訳の明確さも確認しておいたほうがよいでしょう。どのようなサービスにいくら使われるのかという内訳が明確でない見積りは、あとから追加の作業が発生して金額が上がるおそれがあります。
・無料見積りは可能か
原因がわからない場合は、とにかく見積りだけでもしてほしいという方もいるでしょう。その場合は、無料で見積りをおこなっている業者に依頼をすることをおすすめします。複数の業者から見積りをとって費用を比較すると、作業に対する適正な金額を確認することができるでしょう。
・実績があるか
業者のサイト内の作業事例や口コミなどで、作業実績があるかどうかも確認しておきましょう。さまざまな状況に対応してきた業者は、臨機応変な対応ができ、口コミの数が多い業者はそれだけ依頼を受けているということです。
業者選びのポイントがわかっても、業者の数が多すぎて、どこに依頼したらよいのかわからないという方は、弊社にご相談ください。対応可能な地域やお悩みの内容によって、適した業者を厳選してご紹介します。24時間365日対応の無料相談窓口がございますので、まずはお気軽にお電話ください。