洗濯機の蛇口の形状を紹介!蛇口・給水ホースの取り付け方も解説
日常的に使用する洗濯機。これがないときれいなお洋服で生活ができないため、とても大切なものですよね。洗濯機は、動かすために水が必要です。この水を使うために必要な蛇口には実はさまざまな形状のものがあるということをご存知ですか?
今回は、さまざまな種類の洗濯機の蛇口について、種類ごとの取り付け方法もあわせてご紹介していきます。
また、生活の大敵である水漏れが洗濯機の蛇口から起こってしまう原因や、修理方法も解説いたします。この記事を読んで洗濯機のトラブルに備えましょう。
目次
洗濯機の蛇口形状と特徴
まずは、洗濯機の蛇口の水栓に関してお話していきます。みなさんは洗濯機の蛇口というとどのようなものを思い浮かべますか?実は洗濯機の蛇口にはいくつか種類があるのです。それぞれの特徴について順にご紹介していきます。
【1】万能ホーム水栓
まずは、万能ホーム水栓です。こちらは、水道の蛇口などにも使用されるようなごく一般的な水栓で、築年数が経過しているご家庭ではこちらのタイプの設置が基本になっています。
しかし、現在販売されている新しい洗濯機はこちらの水栓に対応していないものも多く、そのまま洗濯機のホースをつなげることはできません。給水用ホースと洗濯機の蛇口が合わないという場合は、取り付けのための別部品の取り付けや、パイプ交換をおこなう必要があります。
万能ホーム水栓と洗濯機のホースをつなげる2つの方法を解説します。
・洗濯機用ニップルを使用する方法
まずは洗濯機用ニップルを使用した方法です。こちらは万能ホーム水栓にニップルという部品を取り付けて使用する流れとなります。万能ホーム水栓のニップルにはビスで取り付けるものやナットで取り付けるものなどいくつか種類があります。
ニップルを取り付けるには、まずニップルのネジ部分を緩め、蛇口としっかりと重なるように平行に取り付けます。そのあと、ネジを均等に閉めてください。ここで、ネジの閉め方が均等でないと水漏れの原因となるため、注意しましょう。そして、ニップル本体にある白い部分とネジ部分をしっかりと締め付けて完了です。
こちらは簡単に取り付けることができますが、ネジの緩みなどで水漏れが起きてしまうおそれがあるため、しっかりと取り付けましょう。
・専用のパイプに交換する方法
続いて、水栓のパイプ部分を洗濯蛇口専用のものに交換する方法です。こちらは自宅の蛇口に合ったサイズの洗濯蛇口を用意し、元の水栓のパイプをレンチで取り外して装着するだけで作業が完了します。
パイプ自体を取り替えてしまうことで、簡単に給水ホースを装着することが可能になるということメリットがあります。
【2】洗濯機用ストッパー付き水栓
続いて、洗濯機用ストッパー付き水栓です。こちらのタイプであれば、そのまま洗濯機の給水ホースを取り付けることができます。
さらに、ホースが外れているときに自動で水を止める機能もついているため、給水ホースが外れてしまったときでも水漏れ被害を最小限におさえることができるのです。小さいお子様いる家庭であればこのような機能が備わっていると安心できますね。このような面や、給水ホースと洗濯機用ストッパー付き水栓の取り付けの簡単さからもとてもおすすめできるものです。
【3】洗濯機用ワンタッチ水栓
洗濯機用ワンタッチ水栓も洗濯機用ストッパー付き水栓と同じように給水ホースを取り付けることが可能な水栓です。しかし、こちらのタイプには、止水栓がついていないため、万が一給水ホースが外れてしまった場合には、水漏れによる被害が大きくなってしまうおそれがあります。
蛇口の取り付け方と道具
せっかくだから蛇口ごと取り替えてしまいたいとお考えの方もいますよね。蛇口の取り付け方とそれに必要な道具をご紹介していきます。
- ・必要なもの
- ・金づち
- ・タオル、雑巾
- ・バケツ
- ・ウォーターポンププライヤー
- ・シーリングテープ
続いては手順です。
1.元栓を閉める
作業前にしっかりと元栓を閉めておくことで、水漏れを防ぐことができます。忘れずに閉めましょう。
2.蛇口を外す
蛇口は反時計回りに緩めると外れます。水漏れを防ぐために固く固定されているため、ウォーターポンププライヤーと金づちを使用して取り外しましょう。また、外す際に、水道管に残っていた水が落ちてくるおそれがあります。そのため、下にタオルや雑巾などをあらかじめ敷いておくことをおすすめします。蛇口を外したらジョイント部分のゴミや汚れを掃除しましょう。
3.新しい蛇口を取り付ける
そして取り付けです。その前に必要なものに記載されたシーリングテープを蛇口のネジ部分に巻いて、水道管との隙間からの水漏れを防ぎましょう。シーリングテープは蛇口をねじ込む向きと同じ、右回しで巻きましょう。
さらにポイントとして、
- 水道管へのシーリングテープの混入を防ぐためにネジ山を1つ残して巻く
- 均等に力を入れながら6回前後巻く
- 巻き終わったらしっかりとなじませる
これらに注意しておくとシーリングテープの効果を最大限に発揮させることができ、水漏れを防ぐことができます。そして最後に、ネジ部分にシーリングテープの巻かれた蛇口を右回りに、装着する角度に気を付けながらウォーターポンププライヤーで装着すれば完了です。
給水ホースの取り付け方
蛇口に給水ホースを取り付けることで、洗濯機に水を流すことができます。この給水ホースの取り付けにあたっても大切なポイントがいくつかあるので、順番にご紹介していきます。
1.蛇口の種類を確認しよう
まずは蛇口の種類を確認しましょう。先ほどご紹介した洗濯ストッパー付き水栓や洗濯機用ワンタッチ水栓であれば、そのままホースの取り付け作業に取り掛かることができます。
2.蛇口によってはニップルを装着
先ほども説明したように、万能ホーム水栓の場合は、そのままでは給水ホースを取り付けることができません。そのため、ニップルの装着作業が必要となります。
また、引越しや洗濯機の買い替えなどで給水ホースの長さが足りなくなってしまった場合や、近くに洗濯機の取り付けに必要な蛇口がなく、給水ホースが届かないという場合には、延長ホースを購入して対応しましょう。
3.蛇口に給水ホースを取り付ける
それでは、実際に取り付けにかかります。蛇口に給水ホースを取り付けましょう。給水ホースのロックレバーを下にスライドしたまま、蛇口に装着してください。
ここでのポイントはカチッという音が鳴るまで差し込むことです。そして、差し込んだあとに給水ホースを引っ張って外れなければ作業は完了となります。
4.洗濯機に給水ホースを取り付ける
続いては、洗濯機に給水ホースを取り付けましょう。こちらも外れてしまわないように給水口に給水ホースをしっかりと差し込んでください。
この流れで給水ホースの取り付けは完了です。1つ1つの過程でしっかりと確認を怠らないことで、水漏れを防ぐことができます。
5.給水ホースが合わない・はまらないのはなぜ?
手順どおりにおこなっても洗濯機の給水ホースがはまらない、合わないという場合にはいくつか原因が考えられます。一度以下の点について確認してみてください。
・給水栓の位置
給水栓が、洗濯機の下にある防水パンについている場合は、給水ホースに取り付けされている水栓アダプターは不要です。洗濯機の給水部が下から出ている場合は、給水ホースに取り付けられたアダプター取り外すことで、給水ホースをつなげることが可能になります。
・蛇口に水栓アダプターがついていない。
水栓アダプターがついていない万能ホーム水栓のようなタイプのままですと、蛇口とホースの取り付けはできません。蛇口にホースに対応した部品を取り付けましょう。
洗濯機の蛇口から水漏れする原因・修理方法
気付いたら洗濯機の蛇口から水漏れしてしまっていた…という場合は、まず原因を解明することが大切です。考えられる原因をご紹介していきます。
蛇口から水漏れする原因
蛇口から水漏れしているときには主にナット部分が原因であることと、ニップル部分が原因であることが考えられます。あてはまるものがないか確認してみましょう。
・ナットからの水漏れ
まずは、洗濯機用蛇口のナット部分からの水漏れの場合です。こちらは、ナットの緩みか、パッキンが劣化してしまっているかの2つが主な原因となります。
・ニップルからの水漏れ
続いて、給水ホースを取り付けるために必要となる洗濯機用蛇口のニップル部分からの水漏れの場合です。こちらは、ニップルの取り付けが不十分であること、ネジの緩み、パッキンの劣化が主な原因となります。
【修理方法1】ナットから水漏れ
ナットの緩みを一度確認し、もし緩んでいた場合はしっかりと閉め直すことで問題が解決するでしょう。ナットの緩みが確認できなかった場合は、蛇口のパッキンが原因の可能性が見込まれます。
パッキンの平均寿命は約10年といわれています。取り外してパッキンの劣化が進んでいた場合には新しいものに取り替えましょう。そうすることでナット部分の水漏れを解消することができます。
【修理方法2】ニップルから水漏れ
こちらもナットと同様、閉め直しや付け直し、パッキンの交換で水漏れが解決するでしょう。1つ1つあてはまる原因がないか確認して、その原因を取り除きましょう。
業者に水漏れ修理を依頼してかかる費用とは
それでも水漏れの原因がわからない場合や自分で修理する自信がないという場合には、修理を業者に依頼してみてはいかがでしょうか。業者に依頼する場合の平均相場としては、どのような故障かにもよりますが、おおよそ4,000~10,000円程度です。
しかし、安くてもしっかりとした修理をおこなってもらえなければ不安ですし、相場より高すぎるのも怖いですよね。業者に依頼する場合にはしっかりと業者を比較してから選びましょう。
まとめ
今回は、水道の蛇口の種類や給水ホースの取り付けについてご紹介してきました。実は蛇口にもさまざまな形があり、場合によっては一作業加えなければ給水ホースをつなげることができないのです。
しかし、この取り付けの失敗や、そうでなくても蛇口の部品の劣化によって水漏れが起きてしまうおそれがあります。もし、そのようなときに自分での修理が不安であれば業者に依頼してみてはいかがでしょうか?
もし、どの業者にするべきか迷っているという場合はぜひ弊社におまかせください。蛇口の交換や修理のプロが在籍する多くの加盟店の中から、お客様のご要望に合った業者をご紹介いたします。もちろん迅速な対応がカギとなる水漏れの場合も、すぐに対応できる業者をお探します。
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