洗面台の蛇口交換の方法をご紹介!業者に工事を依頼する手も
洗面台の蛇口は、自力で交換することもできます。いろいろな種類があるので、取り付け可能かどうかなどの状況に応じて好きなものを選びましょう。ただし、場合によっては業者に取り付けを依頼するようにしましょう。
蛇口の取り付けは簡単にできるものもありますが、取り付けが難しいものもあります。また、DIYなどに慣れていないと、簡単なものでも取り付けが難しいかもしれません。
ここでは蛇口の種類や、取り付け方の例についてご紹介していきます。もし、自力で取り付けできそうならチャレンジしてみてもいいですし、無理だと思ったら業者に取り付けを依頼しましょう。
洗面台の蛇口交換は蛇口選びから!
まずは、交換用蛇口の選び方についてご紹介しましょう。蛇口は水栓の種類や固定方法によって、さまざまなタイプのものがあります。蛇口選びに失敗してしまうと、うまく交換することができないので注意してください。
水栓の種類
交換用蛇口を選ぶ際は、まず水栓の種類を確認しましょう。洗面台用の水栓には、以下のようなものがあります。
・2ハンドル混合水栓
水用のハンドルとお湯用のハンドルがついた水栓です。両方のハンドルを適切に動かすことで、水温・水量を調節することができます。
・シングルレバー混合水栓
ひとつのハンドルで水温や水量を調節できる水栓のことです。キッチンや洗面台など、片手が塞がりがちな場所の混合水栓には、シングルレバータイプのものが採用されていることも多いでしょう。
・単水栓
単水栓とは、水かお湯のどちらかしか出ないようになっている水栓のことです。蛇口をひねっても、水量の調節しかできません。なお単水栓から混合水栓へ交換する場合は、水道工事が必要となります。自力でおこなうことはできないので、業者に依頼するようにしましょう。
蛇口の固定方法の種類
交換用蛇口を選ぶ際には、蛇口の“固定方法”にも注意しましょう。通常、洗面台には水栓を取り付けるための“穴”が開いているのですが、この穴のタイプによって固定できる蛇口が異なるのです。以下が、代表的な固定方法の種類になります。
・ワンホールタイプ
洗面台に水栓を固定するための穴がひとつしか開いていないものを、ワンホールタイプといいます。ひとつの穴でお湯と水の配管を通すことになるため、少し大きめの穴が開いているのが特徴です。
・ツーホールタイプ
洗面台に水栓を固定するための穴が2つ開いているものを、ツーホールタイプといいます。水とお湯でそれぞれ別の穴に配管を通すため、ワンホールタイプのものと比較すると少し穴が小さいのが特徴です。
そのほか、珍しいものだと吐水口とハンドル部分が分離している“コンビネーションタイプ”というものもあります。コンビネーションタイプもツーホールタイプと同様に穴が2つありますが、ツーホールタイプ用の水栓との互換性はありませんので気をつけてください。
なお基本的に、ワンホールタイプからツーホールタイプに変えたり、その逆に変えたりするのには水道工事が必要となります。自力で蛇口の変更をおこないたい場合は、同一タイプのものとしか交換できないので注意しましょう。
蛇口選びに失敗しないためにも、蛇口の交換をおこなう際には、ご自宅の洗面台が上記のどのタイプに該当するのかを事前に確認しておくことが大切です。
こんな便利機能がついた蛇口も!
最近では、以下のような便利機能がついた蛇口も多く流通しています。蛇口交換を機に、こうした蛇口の導入を検討してみてもよいでしょう。
・ホース付き(シャワー)水栓
蛇口の吐水口部分が蛇腹のようになっており、引っ張るとホースのように伸ばして使うことができるものをホース付き水栓といいます。吐水口を自由自在に動かせるので、洗面台で髪の毛を洗いたい場合などに便利です。
・エコシングル水栓
通常のシングルレバー混合水栓は、レバーを動かすことによって滑(なめ)らかにお湯と水との切り替えをおこなうことができます。しかし、あまりにも滑らかであるため、「水を出しているつもりが、お湯になっていた」ということも多く、ガス代がかさむ原因となっていました。
そこで生まれたのが“エコシングル水栓”です。エコシングル水栓は、水とお湯との切り替えが滑らかにおこなえないように、あえてレバーに引っかかりが設けられています。
エコシングル水栓を利用すれば、無意識に水からお湯へと切り替えてしまうことがなくなるので、ガスの消費量を少なくすることができるのです。
・泡沫(ほうまつ)水栓
吐水口から出てくる水に気泡を含ませることができる水栓のことを、泡沫水栓といいます。気泡が含まれていると、吐水口から飛び出した水道水が手や洗面ボウルなどに当たっても“水はね”しにくくなるのです。
洗面台の鏡などへ水はねすることも減るため、掃除が楽になるでしょう。また、気泡を多く含む水になるため、使用水量も相対的に少なくなり、水道代の削減にも役立ちます。
・凍結防止機能付き水栓
寒い地域にお住まいの方におすすめなのが、凍結防止機能付きの水栓です。その名のとおり寒い冬に水道が凍結してしまうのを防ぐ効果があります。凍結にお困りの方は、こうした機能のついた水栓に交換することを検討してみてはいかがでしょうか。
どの蛇口がよいのかわからない……そんな場合は
蛇口の交換をするにあたり、ここまで蛇口の種類や固定方法の種類、そして多種多様な機能などをご紹介しました。蛇口交換の際の蛇口選びは、なかなか大変であるということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
「どの蛇口を選べばよいかわからない」「自分で蛇口を選ぶ自信がない」という場合は、水道修理業者に相談するのがおすすめです。水道修理業者なら、洗面台別に適切な水栓を提案してもらうことができます。
水道修理業者をお探しの場合は、ぜひ弊社までご相談ください。全国に多数抱える加盟店の中から、現場にもっともはやく駆けつけることができる業者をお探しし、ご紹介いたします。無料相談窓口では年中無休・24時間体制でお客様からのお電話を承っております。ぜひお気軽にご連絡ください。
洗面台の蛇口交換方法
ここからは、洗面台の蛇口を自分で交換する方法をご説明していきましょう。正しい手順を押さえれば、蛇口の交換は自力でもおこなうことができます。手先が器用な方や、DIYが得意な方は挑戦してみてもよいかもしれません。
用意するものと準備
まずは以下のものを用意してください。
- 交換用の蛇口
- マイナスドライバー
- 蛇口の取り外しに必要な工具(製品によって違うので、説明書をご確認ください)
- 要らなくなった歯ブラシ
- バケツ
- ぞうきん
必要なものがそろったら、交換作業の前に洗面台下にある止水栓を締めて、給水を止めましょう。お湯用と水用で2つの止水栓があるはずですので、両方とも止めてください。なお止水栓には、手で締められるものと、道具を使わないと締められないものがあります。後者の場合は、マイナスドライバーを使って締めましょう。
これらの準備が終わったら、蛇口の交換をおこなっていきます。上述したように蛇口にもいろいろな種類がありますので、今回は”ワンホールシングルレバー混合水栓”と、”ホース付き(シャワータイプ)水栓”を例にあげ、交換方法についてご紹介していきます。
洗面台の蛇口の交換例①:ワンホールシングルレバー混合水栓の場合
ワンホールシングルレバー混合水栓の場合、交換手順は以下のとおりです。なお、こちらの手順はあくまで一例となり、メーカーや製品によって違うことがあります。必ず製品の説明書を読んで作業をするようにしてください。
<1>配管を一旦外す
止水栓から蛇口につながっている配管を外します。配管を固定しているナットと逆止弁を、レンチなどを使って緩めて外しましょう。お湯用と水用の両方の配管を外してください。なお配管を外す際、配管に溜まっていた水が漏れ出すことがあるので、下にバケツを設置しておくと安心です。
<2>旧蛇口を取り外す
蛇口はシンクの裏から固定されていることが多いです。シンクの裏に回り、蛇口を固定している部品を外していきましょう。このとき、固定している部品は製品などで違ってきます。そのため、必要な工具を説明書などで確認して準備し、取り外しをおこなってください。
取り外しが終わったら、新蛇口を設置する前に周辺を歯ブラシやぞうきんで掃除しておきましょう。
<3>新蛇口を設置する
用意しておいた新蛇口を、洗面台の穴の上に設置します。なお前章でご説明したとおり、蛇口は穴のタイプが異なると設置ができません。洗面台の穴のタイプをよく確認してから新蛇口を用意するようにしてください。
<4>配管を元に戻す
上記<2>と逆の手順で、新蛇口と配管を接続します。まず、お湯用配管と水用配管のそれぞれ2か所に逆止弁とパッキンを取り付けて、ナットで固定していきましょう。しっかりと固定できたら、配管をつけて固定します。
<5>給水する
最後に、締めておいた止水栓を開き、蛇口をひねってみてください。水漏れなどの問題がなく水が出ているようであれば、交換は完了です。
洗面台の蛇口の交換例➁:ホース付き(シャワータイプ)水栓の場合
ホース付き(シャワータイプ)水栓の場合、シャワーホースのみであれば、簡単に交換できることがあります。簡単に交換できるのは、”ワンタッチジョイント”という、おもにオレンジと白のプラスチック部品で固定されているものです。
まず、既存のシャワーホースのメーカーや型番などから、ホームセンターで聞いたり、メーカーに連絡したりして、取り付け可能なものを入手しましょう。新しいシャワーホースが入手できたら、以下のような手順で取り付けをおこなっていきます。
<1>止水栓を閉めたら、水漏れに備えてぞうきんを敷いておきましょう。シャワーホースにはシャワーホースカバーという、漏れた水を受けるものがついているので、バケツはなくても大丈夫です。
<2>ワンタッチジョイントをつまんで引き、シャワーホースを取り外しましょう。水が漏れることがあるので、注意してください。
<3>シャワーホースカバーを取り外します。シャワーホースカバーは基本的に固定されていないので、簡単に外すことができるはずです。
<4>古いシャワーホースのシャワーヘッドとワンタッチジョイントを外します。
<5>シャワーヘッドとワンタッチジョイントを、新しいシャワーホースに取り付けてください。そうしたら、シャワーホースをシンクの上から取り外したときと逆の手順で取り付けていきます。
<6>止水栓を開いて、問題なく水が流れれば完了です。
自分で交換するのが難しい場合は
ご紹介したとおり、蛇口の交換は道具をきちんと用意することができれば、比較的簡単な作業です。しかし、止水栓の位置が通常の洗面台と違っていたり、ナットが固くて配管が外せなかったりする場合は、自力で交換するのは難しいかもしれません。
そんなときは、迷わず業者に交換を依頼しましょう。プロの水道修理業者なら、慣れた手つきでスピーディに蛇口交換作業をおこなってくれます。仕上がりもとてもキレイです。
もし業者をお探しの場合は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社がご紹介するのは、厳正な加盟店審査をクリアした優秀な業者ばかりです。実績も多数ですので、はじめての方にも安心してご利用いただけます。いつでもお気軽にご連絡ください。
洗面台の蛇口交換を業者に依頼するなら押さえておきたい2つのこと
洗面台の蛇口交換をする機会はそうそうあるものではありません。業者に依頼する場合、「どんな業者を選べばよいのか?」「費用はどのくらいなのか?」といったことが気になりますよね。
そこでここからは、業者を選ぶ際に確認しておくべきことや、蛇口交換費用の相場についてご紹介します。蛇口交換を業者に依頼することを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
業者に依頼する際の費用相場
業者に洗面台の蛇口交換を依頼する場合、費用の目安は製品代+工事費で11,100円~となります。こちらはあくまで最低価格ですので、取り付ける蛇口の種類によっては費用が変わります。具体的な金額は、見積りを取得して確認したほうがよいでしょう。
また、業者のHPに乗っている費用は、「製品代のみ」、「工事費のみ」などの表記になっていることがあります。費用を確認する際は、それらの表記に注意してみるようにしてください。
※上記費用の目安は、5つの業者が提示する料金の平均値を算出したものです。(2020年10月現在)
依頼する前に確認しておくこと
より信頼できる業者に依頼するためには、業者選びをしっかりとおこなうことが大切です。業者を選ぶ際は、事前に以下の点を確認しておくとよいでしょう。
・実績がある業者かどうか
業者選びに悩んだ際は、まずホームページやカタログなどに多数の施工実績があるかどうかを確認してみてください。施工実績が多いということは、それだけたくさんのお客様から注文を受けているということであり、腕のよい業者である可能性が高いからです。また、ネットで口コミなどを確認してみてもよいでしょう。
・見積りにおかしな点がないかどうか
事前に見積りを取得し、内容をしっかり確認するのも業者選びに失敗しないためのコツです。見積りは合計金額だけでなく、内訳などについてもしっかりと確認しましょう。
不明瞭な記載や、あいまいな記載がないかどうか確認してみてください。もしある場合は、業者にその理由を問い合わせてみましょう。明確な理由が出てこない場合、その業者は避けたほうが無難かもしれません。
・追加料金が発生しないかどうか
業者の中には、なんだかんだ理由をつけて作業後に追加料金を徴収してくるところもあります。高額な追加料金を提示してくるケースもあるので、業者に依頼する際はなるべく「明朗会計」や「見積り確定後の追加料金なし」と謳っているところを選ぶようにしましょう。
弊社では加盟店による現地調査・お見積りを無料でご提供しております。料金は明朗会計をモットーとしており、お見積り確定後の追加料金も原則としていただいておりません。ぜひ一度お気軽に、弊社の無料相談窓口までご連絡ください。