自分で洗濯機を取り付ける方法|手順から注意点までわかりやすく解説
引っ越しや買い替えで、自分で洗濯機を取り付けたいという方も多いのではないでしょうか。家電量販店などで購入すれば取り付けまでしてくれる場合が多いですが、通販で購入した場合はそうもいかないですよね。
一見難しそうな洗濯機の取り付けですが、手順さえわかれば意外と簡単です。この記事では事前の確認事項や取り付けの方法を詳しく説明していますので、ぜひトライしてみてください。
ただ、万が一故障してしまったり水漏れが起きてしまったりしたときは、すぐに業者を呼ぶようにしましょう。洗濯機の設置と水道トラブルでは対応できる業者は異なるので、その点だけ注意してくださいね!
取り付け前に確認しておこう
洗濯機を取り付ける前に、いくつか確認事項があります。今から紹介する4点をおさえて、万全の状態で取り付けにのぞみましょう!
搬入経路、スペースを確保した
まずは、洗濯機を置き場まで運ぶための経路を確認しましょう。廊下や扉の幅だけでなく、実際に洗濯機を取り付けるときの作業場所があるかどうかもチェックします。ドラム式洗濯機の場合は、扉を開くスペースがあるかの確認も忘れずにおこなってください。
防水パンのサイズがあっている
防水パンとは、洗濯機の下に敷くプラスチックの板のことです。これは白色で、正方形か長方形をしていることが多いです。万が一洗濯機が水漏れした際に水を受け止めてくれる大事な役割を担っており、大きく分けて以下の3種類に分けられます。
長方形の防水パン | 古い住宅に多い。起伏がないフラットタイプ。 |
正方形の防水パン | 最も多いタイプ。四隅に高さがある。 |
かさ上げされた防水パン | 最新の住宅に多いタイプ。かさ上げされているため手を滑り込ませやすく、排水口の掃除がしやすくなっている。 |
この防水パンと洗濯機のサイズがあっていないと安定性に欠け、うまく設置できません。事前にサイズを確認しておくようにしましょう。
蛇口の形もあっている
洗濯機用の蛇口には、実は以下の3種類があります。購入した洗濯機とあっているかチェックしましょう。
万能ホーム水栓 | 古い住宅によくあるタイプで、全自動式洗濯機はニップルという別の部品がないと取り付け不可。 |
洗濯機用ワンタッチ水栓 | ワンタッチで給水ホースを取り付けることが可能。 |
洗濯機用ストッパー付水栓 | ワンタッチで給水ホースを取り付け可能+給水ホースが外れても自動で水が止まる。 |
排水エルボがついている
排水ホースと排水口をつなぐL字型の部品のことを、排水エルボといいます。もともと建物側についていることがほとんどですので、賃貸物件で用意されていなかった場合は管理会社に問い合わせましょう。ホームセンターでも購入することができます。
意外と簡単!洗濯機の取り付け手順
事前の確認事項に問題がなければ、さっそく洗濯機を取り付けましょう。
1.アース線を取り付ける
アース線とは、緑色、もしくは黄色の細い線のことです。電気を地面に逃がし、漏電を防いでくれる役割があります。忘れずに取り付けるようにしましょう。
ますはマイナスドライバー等を使って、コンセント差込口の下にあるアース線のカバーを開けます。中にアース線を取り付けるためのネジがあるので緩め、アース線先端の銅線を差し込んで接触させてください。アース線がしっかりと当たっていることを確認したら、再びネジを締め、カバーを戻します。
POINT ネジをきつく締めすぎると、銅線が切れてしまうため注意する。
2.排水ホースを取り付ける
洗濯機の排水ホースを排水エルボにつなぎます。水漏れしないようにしっかりとつながれていることを確認したら、排水エルボを排水口に取り付けましょう。
POINT つなぎ目が緩いと感じたら、ビニールテープなどで補強しておくと良い。
3.給水ホースを取り付ける
最初に蛇口と給水ホースをつなぎます。ワンタッチ式の蛇口であれば、はめ込むだけでOKです。もし蛇口が万能ホーム水栓だった場合は、ここでニップルという部品を取り付ける必要があります。
ニップルは4つのネジがついている部品で、洗濯機に付属されていることが多いほか、ホームセンターで購入することも可能です。
POINT カチッと音がするまではめ込む。
4.最後は必ず試運転をしよう!
以上で洗濯機の取り付けは完了です。最後に試運転をして、ホースが外れないか、水が漏れる箇所はないか確認をしましょう。排水ホースなど、洗濯機自体から水が漏れていたり故障していたりする場合は、すぐに購入店かメーカーに問い合わせるようにしましょう。もし蛇口部分から水漏れしていた場合は、水トラブルの業者に連絡してください。
困ったときはプロに相談!
洗濯機を取り付ける手順は上で説明した通りですが、以下の場合は無理をせず、業者に依頼してもよさそうです。
ドラム式の洗濯機は設置が難しい
ドラム式洗濯機は縦型と比べて重く、ひとりで持ち上げることがとても困難です。複数人で作業をするか、業者に設置依頼するようにしましょう。
賃貸住宅の方は注意!
賃貸住宅に住まれている方は、設置の際に壁にぶつけてしまわないように一層注意してください。集合住宅の場合は騒音などのトラブルも考えられますので、必要に応じて防音マットなどを使用しましょう。また、もし水漏れが起きた場合は早急に対処しないと、階下にまで影響を及ぼしかねません。慎重に設置するようにしましょう。
まとめ
この記事では、自分でもできる洗濯機の設置方法について紹介しました。手順さえ覚えてしまえば、洗濯機の取り付けはさほど難しい作業ではありません。しかし、途中で洗濯機の故障が発覚した場合は作業を中断し、すぐに購入店かメーカーに連絡したほうが安心です。
もし蛇口など水道設備に問題が生じたときは、水トラブルの業者に依頼しましょう。水漏れ修理お助け隊は、24時間・365日お電話での受付に対応しています。もしお困りになりましたらいつでもお電話ください!