水漏れが壁の中で発生!まずは原因を突き止めよう|費用についても
壁の中から水の音がしていたら、内部での水漏れの可能性が高いです。壁の中の水漏れは自力で修理することは難しいので、すぐに業者へ連絡しましょう。
ここでは、業者に依頼する際に気をつけることや水漏れ被害が大きくなってしまった場合の対処法などをあわせてご紹介していきます。
目次
- ▼水漏れが壁の中で発生しているときの症状・原因
- ・壁の中で水漏れするとどんな症状が出るの?
- ・【水漏れ原因1】配管の破損
- ・【水漏れ原因2】給水管の破損
- ・【水漏れ原因3】屋根や外壁の破損
- ・【水漏れ原因4】気候や環境による水道管の破損
- ・水漏れに気付いたときにすべきこと
- ▼壁の中で水漏れしたら自分で修理はできる?
- ・壁の中の配管や給水管の修理は業者じゃないと難しい
- ・業者がおこなう作業の流れ(一例)
- ・業者に依頼すると費用はどれくらい?
- ・水漏れを放置していると…
- ・水漏れ修理の費用は保険でカバーできることも
- ・火災保険について
- ・補償対象になる水濡れ事故
- ・こんな場合は補償対象にならないので注意!
- ・火災保険の申請手順
水漏れが壁の中で発生しているときの症状・原因
水回りの壁の中は、水の通り道となる管が通っています。壁の中の水漏れとは、そういった管などから水漏れが起きているのです。壁の中の水漏れは、どのように発見することができるのでしょうか。
壁の中で水漏れするとどんな症状が出るの?
壁の中の水漏れに気付くきっかけは、「音」になります。シューという音や、ポタポタと水が垂れる音、バーッと蛇口を全開にしたような音が聞こえたら要注意です。水の音が激しい場合は、急激な水漏れをしている可能性が高いといえます。
もうひとつは、「見た目」です。壁の表面が変色していたり、シミになっていたりしたら水漏れが発生しているかもしれません。
壁の中の水漏れは気付くのが早ければ早いほど、被害は少なくてすみます。音や見た目で気付くことができればよいものの、発見が遅れると壁や床までもが濡れてしまうなど、被害は拡大していってしまいます。
【水漏れ原因1】配管の破損
壁の中の水漏れの原因は、その中にある配管の老朽化などによる破損が考えられます。下水管・排水管も古くなってくるとつまりを起こし、結果接続部分からの水漏れが起こります。また、劣化や地震などの刺激により亀裂が入ってしまい、そこから水漏れを引き起こすこともあるのです。
【水漏れ原因2】給水管の破損
給水管は、老朽化によりサビたり亀裂が入ったりすることで破損します。また、接続部分の不良によって水漏れが起きることも多いです。
【水漏れ原因3】屋根や外壁の破損
屋根や外壁が破損していると、そこから外からの雨水が家の中へ入ってきてしまいます。雨がふったときにだけ水漏れが起こる、元栓を閉めても水漏れがおさまらないという場合は、これらが原因となっていることが多いでしょう。屋根や外壁の修理は水道業者ではなく、リフォーム業者の管轄となります。
【水漏れ原因4】気候や環境による水道管の破損
水道管の中に通っている水が凍結することも、水漏れの原因となります。水が氷ると水道管には圧力がかかり、その力で割れてしまうのです。お住いの地域の寒さが厳しい場合、凍結が水漏れの原因になっていることは十分に考えられます。
水漏れに気付いたときにすべきこと
水漏れに気付いたら、まずは元栓を閉めましょう。元栓を閉めることによって水の流れはなくなるので、ほとんどの場合で水漏れは止まります。しかし、当然ながら元栓を閉じると水は使えなくなります。そのため、元栓を閉じる前にバケツなどに水を確保しておくとよいでしょう。
水漏れにより濡れてしまった場所は、すみやかに水分を拭き取ります。放置しておくと、水が染み込んでしまい壁や床が傷んだり、カビが発生したりします。
壁の中の水漏れは状態や原因によって修理方法が変わってくるので、業者に依頼する際はしっかりと症状を伝えるとよいです。賃貸住宅の場合は、まずは管理会社や大家さんに連絡をしましょう。このとき、場合によっては自ら業者を手配しなければならないこともあります。どの業者に依頼するべきかを迷ってしまう場合は、ぜひ弊社のサービスをご利用ください。水漏れに関する知識が豊富な業者を、ご紹介させていただきます。
壁の中で水漏れしたら自分で修理はできる?
「業者に依頼すると費用がかさむ」「どんな業者を依頼してよいかわからない」という方は、なんとか自分で修理できないものか、と考えてしまいますよね。しかし、壁の中の水漏れを自分で修理することはおすすめできるものではありません。
壁の中の配管や給水管の修理は業者じゃないと難しい
壁の中の水漏れ修理は、一般的に漏れている部分の壁を開けておこないます。そのため、大規模な修理になることが多いので素人では難しいです。そんな作業を自分でおこなうと修復不可能になり、かえって費用がかかったり、水漏れが再発してひどくなってしまったりとよいことがありません。壁の中の水漏れかもしれないと感じたら、すぐに業者を手配するのが得策といえるでしょう。
業者がおこなう作業の流れ(一例)
専門業者でしたら、壁の中の水漏れを無駄のない作業でおこなってくれます。業者がおこなう作業の流れの一例を確認してみましょう。
1.水漏れ箇所を特定
水漏れ部分が特定できないと、不必要なところも壁を開けてしまうなど、無駄な作業が増え、結果手的に費用が余分にかかってしまいます。ここでは、給水管からの水漏れが原因と判明したとします。
2.給水管の水を止める
水漏れしている箇所である給水管の水がこれ以上漏れないように、元栓を締めて作業をおこないます。外側から給水管を露出させ、地面に埋まっていた部分を掘り出し、切断します。
3.壁に穴を開ける
蛇口部分を取り外して、外壁部分にドリルで穴を空けます。
4.外壁に沿って新しい給水管を設置
外側から、元の水漏れしている給水管(不良な部分はカット済)に新しい給水管をつなげます。内側の蛇口部分にパイプを通して水道管と給水管をつなげて完了です。元々の給水管を修理しようと思うと、壁を開けなければいけない範囲が大きくなったり、修理に時間もコストもかかったりしてしまいます。そこで新しい給水管とつなげたことで、簡単に修理が完了しました。
5.蛇口を取り付けて水漏れがないか確認
元の状態に戻していく作業です。蛇口をつけなおし、水が問題なく流れるか確認をします。
6.後処理をして終了
穴を空けた箇所や新しくつないだ箇所の隙間をしっかり埋めて、終了です。この一連の作業を、2~3時間ほどで完了させます。
業者に依頼すると費用はどれくらい?
壁からの水漏れは、修理の範囲や原因によって料金が大きく異なります。上記でご紹介したケースは比較的簡単な修理方法になりますが、修理費は約15,000円~となっています。壁をさらに大きく開ける必要がある場合など、工事の範囲が広がればさらに料金は上がるでしょう。
業者に依頼するときは、まず見積りをとり、その後作業に入ることがほとんどです。弊社では無料で現地見積りをおこなっておりますので、ぜひご利用ください。
水漏れを放置していると…
水漏れを放置しているとカビが発生して健康被害につながったり、家を弱らせてしまい、シロアリの発生につながったりすることもあります。また、賃貸住宅では、階下にまで水漏れがおよぶとトラブルになりかねません。そのため、水漏れを発見したらすみやかに業者に問い合わせましょう。
水漏れ修理の費用は保険でカバーできることも
水漏れの修理は、火災保険が適用されるケースがあります。もし保険が下りれば、費用を抑えることも可能でしょう。ここからは、どういった場合に火災保険が適用されるのかについて詳しく見ていきましょう。
火災保険について
火災保険とは、火災や風水害によって損害をこうむった建物や家財などを補償してもらえる保険です。そのため、基準を満たしさえしていれば水漏れに対しても保証が受けられます。ご自身が加入している保険内容を、一度確認してみてはいかがでしょうか。
補償対象になる水濡れ事故
以下のような場合は、火災保険の補償対象となることが多いです。
・給排水設備の事故
なんの手を加えていないのにもかかわらず、設備が故障した場合は補償の対象となります。たとえば、気温の低下により排水管が凍ってしまい破裂してしまったことによる水漏れなどが、これに該当します。
・自室以外で生じた事故
賃貸住宅の場合は、上下階など隣接している部屋からの水漏れ、戸建住宅の場合は近隣からのなんらかの影響で被害を被った場合は補償対象となるでしょう。
こんな場合は補償対象にならないので注意!
水漏れに関することがなんでも火災保険の補償対象なるとは限りません。保証対象外になるのは、主に以下の場合です。
・経年劣化
劣化による水漏れは、火災保険の補償対象外となります。劣化によるサビが原因で給水管の接続不良を起こし水漏れをしても、それは火災保険で補償はされません。
・自然災害
水災の場合は、補償対象外です。水災とは大雨や洪水のことです。それらによって水が逆流し、水漏れが起きた場合は補償されません。
・過失
火災保険の対象になるのは、“予期せず起こってしまった事故”が対象です。自身で手を加えてしまったことが水漏れの原因となった場合は、当然補償対象にはなりません。無理に修理をしようとして破損させてしまうと、過失扱いになってしまいますので気をつけましょう。
火災保険の申請手順
火災保険は、正しく申請の手順を踏まないと補償を受けられなくなってしまいかねませんので注意しましょう。
水漏れが判明したらすぐに保険会社に連絡をいれ、そこで申請に必要な書類を伝えられます。業者に修理を依頼して完了してしまったあとでは、保険が適用されなくなってしまうこともあるので、必ず先に保険会社への連絡をしましょう。
その後、鑑定人による調査が入ります。ここで保険が下りるか否かが判断されます。保険が適応される箇所の見積りをとり、必要書類を提出したら保険金が振り込まれる、といった流れになります。
壁の中の水漏れが発覚したら、保険会社にも連絡をいれることを覚えておきましょう。水漏れ修理はすみやかな修理が必要です。水漏れかもしれないと思ったら、弊社にご相談ください。お電話でのご相談は24時間365日受け付けております。