アパートの天井から水漏れ!原因・対処法や修理費用について知ろう
アパートの天井から水漏れが発生したら、すぐに管理会社への相談が必要です。アパートなどの賃貸物件では、水漏れの原因によって修理費用を負担する人が変わります。つまり、自分以外の人が修理費用を負担してくれる場合があるのです。
しかし、管理会社への連絡を忘れて自分で対処してしまうと、本来払う必要のなかった修理費用まで、自分で負担しなくてはなりません。
水漏れ被害の修理は、被害が広くなれば修理箇所も増えて負担が大きくなります。本コラムを読んで、水漏れ被害にあった場合に、少しでも修理費用の負担を減らすための対処法について覚えておきましょう。
目次
アパートの天井から水漏れしている!原因と対処法を解説
アパートの天井から水漏れが発生した場合は、管理会社への連絡と原因の特定が大切です。水漏れ発生時の対処の流れと、考えられる水漏れの原因について解説します。
考えられる水漏れの原因
天井の水漏れで考えられるのは、おもに3つです。それぞれなぜ水漏れが発生するのかご紹介します。
・雨漏り
建物自体の老朽化により、外壁や屋根が傷んでいると、傷んだ箇所から水がしみこみ、天井から雨漏りが発生するおそれがあります。
・上階からの水漏れ
上階の住人が、お風呂や洗面所で水を出しっぱなしにしてしまったり、水回りの修理に失敗したりすると、あふれた水が階下の天井に漏れてしまうことがあります。
・配管の故障
配管が老朽化によって破損してしまったり、上階の住人が配管をいじっているうちに壊してしまったりすると、配管からあふれた水は階下の天井へと流れてしまうおそれがあります。
アパートでの水漏れ被害はすぐに管理会社に相談しよう
アパートでの水漏れは、水漏れが発生した原因によって、責任の所在が異なります。とくに、天井からの水漏れは、原因が自分ではないことが多いので、自己判断での対処はおすすめしません。まずは大家さんか管理会社に連絡して、水漏れの対処について相談しましょう。
大家さんや管理会社に連絡すると、業者を手配して水漏れの原因を調べてくれることがあります。その場合は、大家さんや管理会社が手配した業者に調査を任せて、結果が分かり次第必要な対処をおこなえば問題ありません。
必要な対処というのは、保険会社への相談です。水漏れ被害にあった場合に適用される可能性がある保険については、後述を参考にしてください。
管理会社につながらないときは
大家さんや管理会社への連絡がつながらない場合や、つながっても自分で対処するよう促された場合は、業者の手配を自分でしなくてはなりません。
まずは水道業者に連絡して、水漏れの原因調査と修理を依頼します。そして、もうひとつ連絡しておきたいのが電気会社です。水漏れは、電気機器に触れるなどして漏電が発生するおそれがあります。漏電被害が発生しないように、早めに相談して対処してもらいましょう。
修理までの時間が長引けば、その分被害が広がるおそれがあります。自分で業者を手配しなければならない場合は、弊社にご相談ください。
弊社には多くの加盟店が存在し、なかには即日対応をおこなっている業者もあります。お住まいの地域などを考慮して、迅速な対応が可能な業者をご紹介しますので、ぜひご利用ください。
アパートでの水漏れ被害…誰が修理費用を払うの?
アパートでの水漏れは、住民の不注意や建物や設備の管理不足など、考えられるさまざまな原因がありました。
水漏れ被害の修理費用は、原因によって負担する人が異なります。原因ごとの責任の所在がどのようになっているのか、詳しくみていきましょう。
また、水漏れ被害にあった場合、保険が適用されることもあります。アパートでの水漏れが起こった場合に関係のある保険についても覚えておきましょう。
水漏れの原因によって修理費用を払う人は変わる
アパートの天井からの水漏れは、原因がアパートの共有部分か専有部分かで責任の所在が変わります。
雨漏りは、建物自体の劣化などが原因で発生した場合は大家側の責任、上階の住人が排水口を破損したことによって発生した場合は上階の住人の責任になります。
また、最上階の部屋にお住まいの方は、不注意で天井を傷つけるなどしたことが原因で雨漏りした場合、自己責任となりますので覚えておきましょう。
配管の故障に関しては、床下や壁の中などの共有部分の配管は、大家側の責任になります。そして、専有部分である室内のトイレやお風呂などの設備を上階の住人が故障させたことが原因で故障した場合は上階の住人の責任になります。
アパートでの水漏れ被害を補償する保険
水漏れ被害で適用される可能性のある保険は3つあります。「火災保険」「個人賠償責任保険」「借家人賠償責任保険」です。それぞれどのような内容の保険で、なにに対する補償があるのかを解説します。
・火災保険
火災保険は、災害などの被害をうけた場合に原状回復に必要な費用や家財を補償するための保険です。水漏れの場合は、おもに家財の補償が該当します。
また、大雨や台風などの自然災害や相手から補償してもらえなかった場合でも、火災保険によって修理費や家財の補償をしてもらえるかもしれません。
ただし、受けられる補償は加入している保険のプランによって異なります。自分がどのような保険のプランに加入しているかすぐに確認しましょう。
・個人賠償責任保険
個人賠償責任保険は、水漏れの加害者になってしまったときに必要なものです。階下の水漏れ箇所の修理費用を補償してくれます。
・借家人賠償責任保険
借家人賠償責任保険は、アパートの住人が水漏れを起こした場合に、管理会社に対して適用される補償です。賃貸物件では、トラブルが発生しても原状回復をしなければなりません。その費用を補償してくれるのです。
個人賠償責任保険と、借家人賠償責任保険は、どちらも火災保険の特約としてつけられるもので、個別で加入することはできません。しかし、水漏れ被害は、被害者になっても加害者になってもすべての保険に加入しておいたほうが安心です。
トラブルが起こってから慌てることがないように、事前の対策として加入している保険を確認してみましょう。
水漏れトラブルを起こさないために
アパートの天井から水漏れするというケースは、被害者になることばかりではありません。自分が上階に住んでいる場合は、階下の部屋の水漏れの加害者になるおそれもあるのです。
水漏れが起こる前兆を知り、水漏れを起こさないよう普段から気をつけるべき対策をおこないましょう。
水漏れの前兆
自室の床や階下にまで被害が及ばなくても、少量の水漏れが発生していることがあります。水回りのどこを確認すればよいのか、ポイントをご紹介しましょう。
・お風呂
お風呂では、まず浴槽やタイルにひび割れがないかを確認します。そして、蛇口やシャワーホースなどに痛みやゆるみがないかも確認しましょう。
築年数の長いアパートでは、設備が古くなっていることがあります。ひび割れや傷みに気づかないまま使用して水漏れを発生させることがないように念入りに見るようにしましょう。
・洗面所
洗面台や配管ひび割れ、蛇口や配管の接続部分を確認します。接続部分に関しては、ゆるみがないかだけでなく、水がしみだしていないかどうかも確かめるようにしましょう。
・キッチン
キッチンは比較的確認する場所が少なく、蛇口の付け根やシンク下の配管の接続部分くらいです。どちらも接続のゆるみがないかと、蛇口は閉めた状態で水が出ないかなどを確認しましょう。
・トイレ
トイレでまず確認しておきたいのは、露出している配管の接続部分です。結露による水滴ということも考えられるので、一度水滴を拭き取ってから、水が出てこないかどうかを確認しましょう。
ほかには、タンクまわりやウォシュレットの部品も確認しておくことをおすすめします。普段何気なく見ているだけでは気づかないこともあるので、定期的にじっくりと異常がないかどうか確認しましょう。
水漏れを発生させないためにできること
上記のポイントのなかには、トイレやシンクや洗面台の下の配管の接続部分など、日常的には見ることがない場所もあります。そういった場所は、月に一度くらい掃除しながら状態を確かめるのがおすすめです。
日常的に目にする場所もまとめて掃除をすることで、水まわりを清潔に保てますし、配管のつまりなどの予防にもなり、水漏れ以外にもトラブルを防ぐことも期待できます。
このように、水漏れの被害者・加害者にならないために、普段から注意して生活することはとても大切なことです。しかし、注意していても絶対に水漏れが発生しないとはいえません。
もし水回りのトラブルが発生してしまっても、慌てて間違った対処をおこなうことがないように、相談できる先を覚えておきましょう。
弊社の加盟店は、水漏れはもちろんそのほかの水回りのトラブルにも詳しい業者がそろっています。業者選択に迷う時間を無駄にしないためにも、すぐにご相談ください。
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