洗面台の水漏れ原因はコレ!応急処置と正しい対処法、業者料金も紹介
「どうしよう、洗面台が水漏れしてる……」「自分で直してみようかな……」水まわりはなにかとトラブルの多いものですよね。ポタポタと気になる洗面台の水漏れ、実は放っておくとさらに重大な故障や、近隣住民とのトラブルにつながるかもしれません。
しかし、説明書はわかりづらいことが多いし、なにより自分で修理するのは少し怖いですよね。だからといって業者に依頼するのも気が引けるという方も多いのではないでしょうか。今回はそんな悩みを解決する、洗面台などの水漏れトラブルを片付ける簡単な手段をご紹介します。
目次
洗面所の水漏れ原因の特定と応急処置
洗面所の水漏れを直すには、はじめに原因の特定をする必要があります。あせらずひとつひとつ確認していきましょう。
水漏れ原因を探る前の準備
水漏れの原因を確認する前に、最低限の準備としてこれらの用意はしておく必要があります。
- 洗面台下の収納扉を開けて中の荷物は出す
- バケツとタオルを用意する
また、突然の事態に備えてなるべく2人以上で確認しながらおこなうのが好ましいでしょう。
主な水漏れ場所はこの4か所!
水漏れの主なケースはこれらの4つだといえます。
1.蛇口本体からの水漏れ
水漏れのケースで最も報告件数が多いとされているのがこちらです。ゴムでできているパッキンが経年劣化により割れたりして水が漏れてしまうことがあります。
2.給水管、給湯管からの水漏れ
管のナットがゆるんでしまい、そこにできた隙間から水漏れが起こってしまっているケースです。ナットを閉めなおすか、新品に交換すれば直る場合が多いでしょう。
3.排水パイプからの水漏れ
排水パイプからの水漏れは、排水用のU字パイプの中がゴミなどで詰まり、水漏れを起こしている場合がほとんどです。排水パイプから水が漏れている場合は、液体パイプクリーナーなどで解決する場合もあります。
4.排水管からの水漏れ
排水管が水漏れを起こしている場合は、床下から水が浸食して、溢れてきてしまいます。一刻も早く対処をする必要があります。洗面台のタイプによって状況が違うことがありますが、ひとつの目安として認識しておくようにしましょう。
自己融着テープを使った応急処置法
適切な工具を持っていない場合や、修理の方法がわからない場合の応急処置には、自己融着テープを使うことが有効的です。自己融着テープとは、パイプなどの水漏れの応急処置をするための特殊なテープのことを指します。
特殊な凹凸を使って密着させているためのりを使っておらず、剥がした後もベタベタしないのが嬉しいポイントです。自己融着テープはホームセンターにいけば500円ほどで販売しておりますので、不具合が起こる前にひとつ持っておくとよいでしょう。
賃貸の場合は管理会社へ連絡を
基本的に賃貸の場合は管理会社が修繕費を出してくれるので、先に賃貸会社に連絡をしましょう。しかし、水漏れの原因が居住者にあれば、民法400条の「善管注意義務違反」によって自己負担になってしまいます。
これは借りている部屋へ一定の注意を払う義務があることを指しています。もし故障の原因が居住者ではなくても、放っておいて悪化してしまった場合、責任は居住者が負わなければならないことになってしまいます。
そのため、水道に限った話ではありませんが、なにか故障があった場合には、管理会社にただちに連絡するように心がけましょう。
修理する前に止水栓を閉めよう
洗面台の修理をするときは、作業中に水が大噴出してしまうことを防ぐために止水栓を閉めましょう。
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止水栓からポタポタ水漏れしている場合
止水栓は普段なかなか使うことがないところなので、場合によっては経年劣化で水漏れを起こしてしまっているかもしれません。止水栓は水道の元栓のようなものです。そのため止水栓の水漏れがあった場合は、他の箇所より優先的に修理しましょう。
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ではここから、みなさんが遭遇しがちな水漏れの修理法についてご紹介します。
洗面台の蛇口が原因で水漏れしているときの修理法
洗面台の蛇口は、比較的簡単に処置できることがあります。
前述のとおりパッキンの劣化が原因で水漏れを起こしていることが多いため、分解してパッキンを交換しましょう。蛇口は少し複雑な構造をしているので、修理する際は説明書をしっかり読んで、不安なら業者に任せるようにするのがよいでしょう。
蛇口の修理にはこんなケースも
しかし、パッキンの劣化が原因ではなく、内部のネジも破損しているおそれもあるのです。パッキンだけを交換して一安心、お出かけして帰ってきたら水浸し……なんて恐ろしいことが起こっているかもしれません。
どちらが破損しているかを見分けるのは簡単なことではありません。心配だったら業者に確認してもらうのもおすすめです。
洗面台のシャワーホースからの水漏れ修理法
最近ではこれが付いてない洗面台の方がめずらしいくらいに普及しているのが、シャワーホースです。可動域が広くなるため非常に便利ですが、その分ホースやヘッドが劣化して水漏れを起こしてしまうおそれもあります。もし故障してしまった場合は、適切な修理をおこなうか交換をしましょう。
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洗面台の給水管からの水漏れ修理法
洗面台の給水管は主にナットのゆるみが原因で水漏れを起こしています。ナットがゆるんでいる場合はレンチを使ってナットを締めましょう。
もしそれだけで直らない場合は、内部のパッキンが劣化して割れてしまっているかもしれません。内部のパッキンの交換は非常に複雑な作業になってしまいます。この場合はプロにお任せした方が確実ですので、すぐに業者さんを呼んでください。また、応急処置として自己融着テープを使って水漏れを防いでおくのもよいでしょう。
特にプロに修理を依頼した方がよいケース
基本的に水まわりの設備は、なにかあっても大丈夫なようにプロにお願いすることをおすすめしますが、自分で対処できそうな場合もありますよね。しかし、ここからは特に業者さんに依頼することをおすすめしたいケースをご紹介します。
洗面台床下の排水管から水漏れしている場合
洗面台の床下から水が染み出してきている場合は、排水管が水漏れを起こしてしまっているのでただちに業者さんを呼ぶ必要があります。そのまま放置すると下の階の住居まで水がしみ込み、家具が水没してしまって弁償しなければならないなんてことが起こるかもしれません。
排水管はほとんどの場合が床下を開かなければならず、管自体にも特殊なワイヤーを使わなければいけません。気軽にできる作業ではないので、プロにお任せしましょう。
やり方がよくわからない、失敗しそうと感じる場合
基本的に排水管や給水管などは、居住者が修理をすることを想定していない場合がほとんどです。それゆえ、説明書も修理手順について丁寧に記されていないことも少なくありません。
もし失敗してしまったら水漏れのさらなる悪化や、階下の住人とのトラブルにつながりかねません。不安な場合はプロに依頼するようにしましょう。
洗面台の水漏れ修理の費用相場や依頼先は?
水漏れ修理の費用は、修理箇所によってさまざまです。しかし、故障を放置してしまうとさらに悪化して、より高い修理費が必要になる場合もあります。業者さんに修理を依頼するなら、悪化する前にお早めに連絡するのをおすすめいたします。
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洗面台の排水管つまり除去の料金や、洗面台の水漏れ修理の費用まとめ
まとめ
毎日使う洗面台の水漏れに気づいた際は、早めに原因特定と応急処置をおこなわなければなりません。水漏れは放置しておくと水道料金が上がってしまったり、お家の壁や床を傷めたりしてしまう可能性があります。
余計な被害を出さないためにも、小さな原因を見逃さず早めに適切な処理をおこなうように心がけましょう。自分で修理する方法もありますが、水道修理は素人が手を出すのは難しい部分も多くあります。少しでも不安がある場合は、業者さんへ修理を依頼してみてはいかがでしょうか。